エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1021
2021.07.14 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
CHUWI「CoreBook X」 直販価格税込約59,000円(2021年6月3日発売) 製品情報(CHUWI) |
今回の主役は今年6月にリニューアルモデルとして販売が開始されたCHUWI「CoreBook X」だ。以前詳細検証をお届けした「GemiBook」の上位に位置づけられる製品で、CPUは従来のCore i5-7267U(2コア/4スレッド)から、Core i5-8259U(4コア/8スレッド)へ、それに伴い内蔵GPUもeDRAM 64MBのIntel Iris Graphics 650から、eDRAM 128MBのIntel Iris Graphics 655にアップグレードされた。
3世代前とは言え4コア/8スレッドのCore i5-8259Uを搭載する「CoreBook X」。ブーストクロックも3.80GHzと高く、パフォーマンスは侮れない |
さすがにIPCやグラフィックス性能が大きく引き上げられた、第11世代Intel Coreプロセッサに比べるとやや見劣りするものの、第10世代以下ならアーキテクチャ自体にそれほど大きな違いはなし。3世代前のCPUとは言えパフォーマンスには期待ができそうだ。また従来モデルでは256GBとやや心もとなかったストレージ容量も2倍の512GBに拡張され、かなり余裕のある構成になった。
一方、メモリ容量は従来の16GBから8GBに半減。一応空きスロットは用意されているものの、ネジに加え、ツメでも固定されている底面パネルを外す必要があり、初心者にはやや増設のハードルが高い。またM.2 SSDを増設するためのスロットが省略されているのも残念なところだ。
液晶ディスプレイはアスペクト比3:2の14型IPSパネルで、解像度は2,160×1,440ドット、色域はNTSC70%をカバー。インターフェイスはUSB PD 2.0対応のType-Cx1、USB3.0x1、microSDスロット、3.5mmイヤホンジャックのみの割り切った構成。ネットワークは最高866MbpsのIEEE 802.11ac無線LAN+Bluetooth 4.2を備え、バッテリ容量は46.2Wh、連続駆動時間は公称8時間とされている。
65W(19V/3.42A)出力のACアダプタが付属。実測縦63mm、横63mm、厚さ30mmのコンパクトモデルで重量は約165g | その他、ユーザーマニュアルと保証書などが付属する |
外形寸法は幅310mm、奥行き229.5mm、厚さ20.6mm、重量は約1,500g。14型ノートPCとしては薄型・軽量な部類で、かばんに入れての持ち運びも苦にはならないだろう。