エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1022
2021.07.15 更新
文:撮影・こまめ
「ROG Zephyrus M16 GU603」の本体は非常にコンパクトだ。一般的な15.6型よりもわずかに大きい16型ディスプレイを搭載しているにも関わらず、筐体サイズは15.6型ノートPCと変わらない。ゲーミングノートPCは大きくてゴツくなりがちだが、「ROG Zephyrus M16 GU603」の見た目からは、スタイリッシュな印象を受ける。
フットプリントは幅355mm×奥行き243.5mm。16型としてはかなりコンパクト |
筆者所有の15.6型ノートPCよりも設置面積が小さかった | ベゼルが非常に細く、左右の幅はわずか4.6mm |
天板は質感と剛性に優れるアルミニウム合金製、パームレストは軽さと強度を兼ね備えたマグネシウムアルミニウム合金製だ。天板には8279もの細かな穴が彫り込まれており、その穴から内部に敷かれたプリズマティックフィルムの輝きがうかがえる。角度によって表情が変わる点がおもしろい。
本体カラーはオフブラック。光が当たると内部のフィルム七色に輝き、見る角度によってドットパターンアニメーションのように色が変わる |
本体の高さは最厚部で22.3mm。ゲーミング以外のスタンダードノートPCよりもわずかに厚い程度だ。だがディスプレイを開くとキーボード面が持ち上がるリフトアップヒンジを採用しているため、設置はやや高さを感じるだろう。とは言え本体自体はスリムなので、野暮ったさは感じられない。
ディスプレイを開くとキーボード面が持ち上がるリフトアップヒンジ。角度がつくことでタイピングしやすいだけでなく、エアフローが改善される効果もある | ディスプレイを閉じた状態。底面部のゴム足が高いため、わずかに厚みを感じる |
重量は実測で2.045kg | 電源アダプターは240Wまたは180W。240Wタイプの重さは728g |
インターフェイスは多くはないものの、十分な構成だ。ディスプレイ接続やドッキングステーション等で使えるThunderbolt 4も用意されており、拡張性は高い。ただし端子類がすべて側面手前側に配置されているため、ケーブルをつなぐと本体の左右がゴチャついてしまう。最近はワイヤレスタイプのゲーミングデバイスも増えているので、積極的に活用したい。
左側面には電源コネクタとHDMI、有線LAN、USB3.2 Gen.2、Thunderbolt 4(Type-C)、USB3.2 Gen.2 Type-C、マイク/ヘッドホンコンボジャック |
右側面はUSB3.2 Gen.1、microSDカードスロット、セキュリティスロット |