エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1023
2021.07.17 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
ここからは編集部に届けられた評価サンプルを開封して「Radeon PRO W6800」の外観チェックを進めていこう。ブルーとホワイトのツートンカラーに彩られた美しいVGAクーラーは、コンシューマ向けでは見かけることが少なくなったブロワーファンによる外排気仕様。暖気を効率よく排出することで、ケース内温度が上昇するのを防ぐことができるワケだ。
カード長さは約270mm、厚さは2スロット。決してコンパクトというわけではないが、300mmを超える3スロット占有のコンシューマ向けグラフィックスカードに見慣れていると小さく感じる |
カードサイズは実測長さ270mm、幅112mm、厚さ40mm(2スロット)で、タワー型PCケースであれば多くの製品でそのサイズが問題になることはないだろう。ただし、補助電源コネクタがカード先端部分にあるため、その分余分にスペースが必要になる点には注意が必要。また重量は実測1,114gとそれなりにあるため、VGAサポーターを用意しておくと安心だ。
グラフィックスカードでは珍しい、ブルーとホワイトのツートンカラーのクーラーを搭載する「Radeon PRO W6800」 |
クーラーカバーの正面には白地に青文字で、上側面部分には青地に白文字で製品ロゴが飾られている |
冷却ファンには実測70mm口径のブロワーファンを搭載。暖気を強制的にブラケット部分からケース外に排出する |
バスインターフェイスはPCI-Express4.0(x16) | 補助電源コネクタは8pinx2のように見えるが、向かって左側のコネクタは左端が潰してあり8+6pin |
裏面を確認したところ、ブラケット側のほぼ半分のみバックプレートを搭載。先端部分の基板はむき出しだった |
クーラーのベースプレート部分は4本のネジでGPUコアにしっかりと固定されている | カード先端部部分にはタンタルコンデンサやPWMコントローラなどが実装されていた |
暖気がケース内にもれないよう、クーラーカバーの先端や上/下側面は完全に密閉されていた |
6ポートのminiDisplayPortがズラリ並ぶブラケット。上側約3分の2はハニカム構造の排気口 |