エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1024
2021.07.19 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 Tawashi/撮影:pepe
組み立てが終わった「Modern AM241P 11M-049JP」の外観を液晶ディスプレイ部分からチェックしていく。改めて眺めてみると、見た目はやはり一般的な液晶ディスプレイと変わりはなく、PC機能を内蔵しているようには見えない。
最近では液晶ディスプレイ市場で存在感を増しつつあるMSIだが、「Modern AM241P 11M-049JP」で採用されるディスプレイも機能が豊富だ。採用パネルは高画質・広視野角が特徴の23.8型IPS液晶で、解像度はフルHD(1,920×1,080ドット)に対応。スピーカー(2.5W+2.5W)を搭載しているほか、アンチフリッカーやブルーライトカットといったアイケア機能に対応している。
狭額縁仕様のフレームは上部と左右が実測値で約3mm、フレーム下部は幅約18mm。カメラを内蔵していない分薄くなっている。背面から見ても厚みは感じない |
オールインワンPC向けながら、単体販売されている製品に近いフレキシブルな構造を備えるのも特徴。一般的な前後画面角度を調整するチルト角は+20°~-4°、アームのエレベータ昇降による上下調整は130mmまで対応するので、ベストなポジションで使用することが可能。オールインワンPCとしては珍しく、VESA規格(75mm×75mm)にも準拠しているのでモニターアームに取り付ける事もできる。
前後画面角度を調整する+20°~-4°のチルト |
上下の高さ調整は130mmまで対応を幅広いため、さまざまな場所に設置できる |
画面の表示設定や明るさ設定は背面のジョイスティックを上下左右と操作することで変更できる |
続いて背面に回り込みPC部分をチェックしていこう。構成パーツは液晶背面下部に集約される形で内蔵されている。いうなればノートPCの本体部分を統合したような仕組みで、奥行き194.68mmと一般的な液晶ディスプレイと遜色ない。
ヘアライン加工されているところがPC部分。一見するとどこにパーツ類が搭載されているのが分らない |
正面から見て左側にインターフェイス類がまとまって搭載されており、手を伸ばせば容易にアクセスできる。使用頻度が高く高速転送が可能なUSB3.2 Gen.2 Type-Cx2とUSB3.2 Gen.2 Type-Ax2、ヘッドセット用4極ミニジャックはサイドに配置。HDMI入出力端子やUSB2.0 Type-Ax2、LANポートはリアに用意されている。
左サイドのインターフェイスはUSB3.2 Gen.2 Type-Cx2とUSB3.2 Gen.2 Type-Ax2、ヘッドセット用4極ミニジャック | リアのインターフェイスはHDMI入出力端子やUSB2.0 Type-Ax2、LANポートがある |
また、反対側面には7mm厚のSSD/HDDを増設できる2.5インチベイを装備。ストレージを差し込むだけなので、自作PC経験のない人でも簡単にカスタマイズする事が可能だ。ただし、増設により生じた不具合や破損については保証対象外になる。サポートセンターでは増設したSSD/HDDの動作検証を行ってくれるので、不安な人は問い合わせてみるといいだろう。
ネジ留めされたカバーを開けると2.5インチベイにアクセスできる。ストレージをトレイに固定して差し込むだけと使い勝手はいい |