エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1026
2021.07.23 更新
文:撮影・エルミタージュ秋葉原編集部 松枝 清顕
ここからは評価機を実際に動作させ、各種ベンチマークテストによりパフォーマンスを検証していく。スペック構成をおさらいしておくと、CPUは8コア/16スレッドのRyzen 7 5800XでCPUクーラーにはFractal Designのオールインワン型水冷ユニット「Celsius+ S24 Dynamic」を採用、グラフィックスカードはRadeon RX 6800を搭載。マザーボードはASRock「X570 Steel Legend」を採用、メモリはDDR4-3,200MHzの16GBが実装されている。(テストセッション検証:岸本仁/テキスト:Tawashi)
8コア/16スレッドのRyzen 7 5800Xを搭載。高負荷時には最大クロックの4.7GHz付近まで動作クロックが上昇していた | メモリはDDR4-3,200MHzの16GB(8GBx2枚)が搭載されている |
グラフィックスカードのRadeon RX 6800をCPU-Zでチェック。ゲームクロックは1,815MHz、ブーストクロックは2,105MHzと定格仕様になっている |
ストレージは、Western Digitalのメインストリーム向けNVMe M.2 SSD「WD Blue SN550 NVMe SSD」の500GBが組み込まれている。データサイズ1GiBで計測したところ、公称値を上回るシーケンシャル読込2,400MB/secオーバー、書込1,800MB/secオーバーを記録した |
まず手始めに、CPUの純粋なパフォーマンスを計測できる「CINEBENCH」系のベンチマークテストから。「Ryzen 5000」シリーズの定番モデルRyzen 7 5800Xの実力を検証してみよう。
シングルコアテストは267cbで、最上位のRyzen 9 5950Xに迫るスコアを記録。AMD、Intelを問わず、現在販売されているCPUの中でもトップクラスの性能だ。マルチコアテストのスコアも2,576cbで8コア/16スレッドのパワーが十分に発揮されている。
シングルコア1,598pts、マルチコア15,405ptsと、最新バージョンの「CINEBENCH R23」も同様に優秀なスコアをマーク。クリエイター向けのPCとしてはまったく問題ない性能で、多数のアプリケーションを同時使用しても問題ないはずだ。