エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1027
2021.07.25 更新
文:撮影・エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
MadSpace Japan「HyperDisk X」(512GB) プロジェクト価格税込14,950円から 製品情報(Makuake) |
Makuakeにて1,300万円を超える資金調達を達成した超小型ポータブルSSD「HyperDisk」に、待望の後継モデル「HyperDisk X」が登場した。本体サイズ(2TB以外)は幅28mm、長さ71.5mm、高さ14.4mmとされ、一般的な消しゴムとほぼ同じ。世界最小クラスを謳っていた先代モデル(幅42.8mm、長さ73.9mm、高さ10.9mm)と比較しても、長さが2.4mm、幅は14.8mmも小型化されている。
一般的な消しゴムとほぼ同等のコンパクトサイズを実現した「HyperDisk X」 |
それでいてインターフェイスは従来通り帯域幅10GbpsのUSB3.1 Gen.2 Type-Cに対応。転送速度もシーケンシャル読込が1,000MB/sec、書込が900MB/secとされ、いずれもインターフェイスの限界に近いパフォーマンスを発揮する。さらに放熱性に優れるアルミニウム筐体と、約20mmの超小型ファンを組み合わせることでSSDを効率的に冷却。サーマルスロットリングを解消し、常に安定したパフォーマンスが発揮できるよう設計されているという。
先代モデルとの比較。高さは3.5mmアップしているものの、幅と長さはさらにコンパクトになっている |
また先代モデルでは非対応だった内蔵SSDの交換ができるのも大きなトピック。実際、Makuakeのプロジェクトでもケースのみの支援販売も行われ、M.2 2242に対応するNVMe SSDを用意して、自分だけのオリジナルSSDを作り上げることもできるワケだ。
容量ラインナップは512GB、1TB、2TBの3モデル。ただし、2TBモデルについては内蔵SSDがM.2 22110のため本体サイズが一気に大型化されてしまう点には注意が必要。本体カラーはブラックとシルバーの2色が用意され、製品にはUSB Type-C to CとUSB Type-C to Aの2種類のケーブルが付属する。
本体カラーは今回編集部に届けられたブラックの他、シルバーの2色がラインナップ |
なおMakuakeでは6月29日よりプロジェクト受付が開始されているが、原稿執筆時点ですでに目標金額の30倍以上となる10,000,000円を超える調達に成功。先代モデルと同様その注目度は非常に高い。
「CrystalDiskInfo 8.12.0」の結果。型番やシリアル番号だけでなく、温度や総読込/書込量、電源投入回数、使用時間等のデータも取得できている |