エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1028
2021.07.27 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 Tawashi/撮影:pepe
ここからは、実際のゲームを使った性能を試していく。手始めに選んだのは軽量級の「ドラゴンクエストX 目覚めし五つの 種族 オンラインベンチマーク」。描画品質は“最高品質” 、表示方法は「フルスクリーン」を選択し、解像度は1,920×1,080ドットの解像度で計測を行った。
GeForce GTX 1650 SUPERでは21,856とまったく問題のないスコア。注目はIntel UHD Graphics 630のスコアで、こちらは6,722を計測した。Tiger Lake世代で採用されるグラフィックス機能のIntel Iris Xe Graphicsには届かないものの、比較的ライトなゲームなら、フルHD解像度でゲームを楽しむことができる。
次のゲーム系ベンチマークは、オンライン不動の人気タイトルである「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ」だ。描画品質は“最高品質”、解像度を1,920×1,080ドットに設定して計測を行った。
グラフィックスカード向けベンチマークとしては中量級のタイトル。さすがにGeForce GTX 1650 SUPERでは“非常に快適”(7,000ポイント)なスコア12,853をマーク。フルHD解像度の液晶ディスプレイと組み合わせれば、ストレスなくプレイを楽しめる。なお、Intel UHD Graphics 630でのゲームプレイはお世辞にもおすすめできない。
今年11月23日に発売が予定されているファイナルファンタジーXIVの最新拡張パッケージ「暁月のフィナーレ」。今から登場を待っている人も多いだろう。そこで、先日公開されたばかりのベンチマークを使って早速テストしてみた。描画品質は“最高品質”、解像度を1,920×1,080ドットに設定。結果はご覧のとおりだ。
「漆黒のヴィランズ」と比べると所々で少し重くなっているようだが、全体的な負荷はそれほどかわらない印象。計測結果も“非常に快適”(7,000ポイント)な12,527を記録した。テスト中の平均フレームレートも10,000前後のスコアが出れば60fpsをキープできる。最新アップデートパッチとはいえ、もともとがロングセラータイトルということもあり、一世代前のCPUとミドルGPUという組み合わせの「XPG GAIA Mini PC」でも十分遊べる事が分かった。
お次はバトルロイヤルゲームの人気TPS「フォートナイト」をプレイしてみる。APIはDirectX 12、グラフィックスクオリティは“最高”に設定、解像度はフルHDにてリプレイデータを使用して計測を行った。
プレイに支障はなさそうな平均60fpsは出ている。休日や空いた時間に楽しむライトユーザーなら十分楽しめるだろう。ただし、ハイリフレッシュレートの液晶ディスプレイを用意し、一瞬の判断を争うガチ勢を目指すなら、さらに高性能なグラフィックスカードを用意する必要がある。
もうひとつの人気バトルロイヤルゲーム「Apex Legends」でも結果を見てみたい。画質はすべての項目がもっとも重くなるように設定し、解像度は1,920×1,080ドット、ゲーム内トレーニングモードで一定コースを移動した際のフレームレートを取得した。
もともとそれほど重いタイトルではないため、平均フレームレートも83.3fpsを計測。激しい銃撃戦が展開されるシーンでは40fpsほど下がる場面もあるが、全体的には安定したプレイが可能だ。60fpsをボトムに100fps以上は出したいという人は、GeForce GTX 1650 SUPERよりさらに上位のグラフィックスカードを搭載しよう。
ゲーム系ベンチマークの最後は、こちらも注目のタイトルをチョイス。6月10日にサービスがスタートしたセガのオープンワールドオンラインRPG「ファンタシースターオンライン2」のシリーズ最新作「PSO2 ニュージェネシス」のベンチマークをチェックする。解像度は1,920×1,080ドットでフルスクリーン、画質設定はプリセット「1:最低」「2:低」「3:中」「4:高」「5:スーパー」「6:ウルトラ」の一番上、「6:ウルトラ」としている。
テスト前の段階では少し厳しいのではと予想していたが、標準的な動作が見込める5,000をやや越える5,782を記録した。GeForce GTX 1650 SUPERクラスのグラフィックスカードを増設すれば、画質設定を「4:高」や「5:スーパー」にやや落とすだけで、9,000オーバーのスコアも可能。環境次第で十分快適にプレイ可能だ。