エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1029
2021.07.28 更新
文:撮影・編集部 松枝 清顕
プラスチック製のフロントパネルを外すと、シャーシ側に冷却ファン搭載スペースが露わになる。ほぼ円形にくり抜かれたやや珍しいタイプで、両サイドには140mm/120mmファン固定用のネジ穴が確認できる。増設できるのは140mm x2基または120mm x3基まで。イルミネーション付き冷却ファンをチョイスすれば、より美しいイルミネーションPCが完成するだろう。なおラジエターは360/280/240/140/120mmサイズをサポート。構成パーツの要件に合わせて上手に活用したい。
ネジ穴は若干ストロークのあるタイプと丸穴の2種。内側/120mmファン用、外側/140mmファン用 | フロントパネル両側面に加え、下部にも通気孔を設け、良好なエアフロー環境が構築できる |
全面通気孔仕様で、マグネット着脱式防塵フィルタを備えたトップパネル。ここにはオプションで140mm x2基または120mm x3基の冷却ファンが増設できる。さらにラジエターは360/280/240/140/120mmサイズに対応。ただし推奨されるラジエター(+冷却ファン)の厚さは55mmまでとされている。
ネジ穴はスリットタイプ。右サイドパネル側のみ2ラインで、外側が140mmファン用、内側が120mmファン用といった具合。左サイドパネル側は共通で使用するスリットになる |
背面上段右手には、唯一の標準装備となる120mmファンが搭載されている。アドレサブルRGB LED内蔵の「SickleFlow 120 ARGB」は、回転数650~1,800rpmのPWM仕様で、CPUソケット周辺の熱を常時排出する役割を果たしている。なお背面には120mmサイズラジエターが搭載可能。最もベーシックなオールインワン型水冷ユニットを搭載するなら、この場所を選択したい。
標準搭載されるのは、ARGB LEDが美しく見える乳白色インペラ仕様の「SickleFlow 120 ARGB」。固定ネジはスリットタイプで、ラジエター換装時にはポジションの調整が可能。なお140mmファンへの換装はできない |