エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1031
2021.08.01 更新
文:藤田 忠/撮影:松枝 清顕
ここからは「GeForce RTX 3070 Ti SUPRIM X 8G」を外観からチェックしていこう。GeForce RTX 30シリーズとともに新たに投入されたMSIグラフィックスカードの最上位シリーズに相応しい外観で、カードサイズは長さ335mm、幅140mm、厚さ61mm、重量1,768gとビックサイズだ。とくに重量は、MSIメインストリームシリーズに属する「GeForce RTX 3070 Ti GAMING TRIO 8G」から253gアップしている。グラフィックスカードのゆがみを抑えるVGAサポーターの使用はマストと言える。
長さに加え、幅も最大クラスになる。組み合わせるPCケースのクリアランスはしっかりと確認しておきたい |
VGAクーラーのカバーはプラスチック素材が多いが、「GeForce RTX 3070 Ti SUPRIM X 8G」では、中央部にヘアライン加工されたアルミニウムになっている。両端はプラスチック素材になるが、光沢のないガンメタルカラーでスチール感を演出。ファン軸部のドラゴンの刻印とともに一体感と高級感のあるシックなデザインになっている。
中央ファンの左右には、ファン外周の多角形デザインと一体になった>状にRGB LEDを内蔵しており、グラフィックスカード側面の「SUPRIM」ロゴプレートなどとともに、MSIのLED制御アプリケーション「Mystic Light」でコントロールできる。
「トルクスファン4.0」の中央部には、ドラゴンの浮き彫りエンブレムを搭載だ | 側面「SUPRIM」ロゴ部にはLEDイルミネーションを内蔵 |
フィン密度の高い大型ヒートシンクを装備。カバーサイドは広く開けられており、フィンを通ったエアーが効率よく抜けるようになっている |
バックプレートもシックなデザインで、斜めに分けられたカラーリングとヘアライン加工が施されたアルミニウム素材になっている。おなじみのドラゴンエンブレムにはアクリルプレートが使われており、キレイに発光する。グラフィックスカードを垂直配置しなくとも、クールだ。
クールなデザインなアルミニウムバックプレートを実装 | バックプレート後部には、ヒートシンクを通ったエアーが抜けるスルーホールも設けられている |
2つのファンブレードの外周を結合することで、エアフローを集中させるという「トルクスファン4.0」を採用 | バックプレート部のドラゴンは、立体感のあるアクリルプレートで描かれている |
GPUコアとVGAクーラーを最適な圧力で密着させるリテンションを装備 | 補助電源コネクタは8pinx2仕様。バックプレート側にコネクタ固定ラッチがあり、着脱しやすい |
PCI-Expressのバスインターフェイスは、Gen4.0(x16) | 「GAMINGモード」(デフォルト)と「SILENTモード」の切り替えスイッチ |
ヒートシンク端には、エアフローの整流効果があるスリット&凹凸構造の「デフレクタ」を装備 | 出力インターフェースはHDMI2.1×1、DisplayPort1.4ax3を装備。ブラケットには通気口も備える |