エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1031
2021.08.01 更新
文:藤田 忠/撮影:松枝 清顕
ここからは「GeForce RTX 3070 Ti SUPRIM X 8G」を、実際にPCに組み込んでパフォーマンスをチェックしていこう。テストには、Ryzen 9 5900XやX570チップセット採用マザーボードのMSI「MEG X570 UNIFY」、DDR4-3600 16GB×2枚などで構成したPCを用意している。
テストはデフォルトの「GAMINGモード」に加え、ブーストクロックとメモリクロックが引き上げられた「Extreme Performanceモード」で行っている。ここではMSIのオーバークロックツールの「MSI Afterburner」を使って、「Extreme Performanceモード」と同じになるブーストクロック+15MHz、メモリクロック+50MHzに設定しているが、MSIの統合ユーティリティ「MSI Center」を導入することで、より簡単に有効化することができる。
デフォルトとなる「GAMINGモード」のGPU-Z。ブーストクロックは1,860MHzで動作。「Resizable BAR」機能が有効になっているのもわかる | 実ゲーム時のブーストクロックは最大1,980MHzまで伸びていた |
GPU温度(Temperature Limit)はデフォルト83℃、最大90℃に設定されている | Power Limit(TGP)はデフォルト310W、最大330Wにアップしている |
「Extreme Performanceモード」を有効にするとブーストクロックとメモリクロックがアップする | 「Extreme Performanceモード」時は、最大ブーストクロック」は1,995MHzに達していた |
各種クロックやファンの制御が行えるMSIのグラフィックスカード用オーバークロックツール「MSI Afterburner」 |
MSIの統合ユーティリティ「MSI Center」。マザーボードやグラフィックスカードなど、使用しているMSI製品に合わせてユーティリティを導入する |
デフォルトの機能は、ハードウェアモニタリングとアップデート機能になる |
必要なツールを選択してインストールできる | マザーボード向けユーティリティでシステムパフォーマンスやファン回転を制御できる「User Scenario」。「Extreme Performanceモード」を選ぶと、CPUなどとともに、グラフィックスカードも同モードで動作するようになる |
グラフィックスカード向けの「Gaming Mode」。ゲームごとに、「Extreme Performanceモード」の有効化などを設定できる | 「Graphics Fan Tool」。セミファンレス機能の「Zero Frozr」の無効化や、ファンを5秒間、100%で回転させ、GPUを急速冷却する「クーラーブースト」機能を備える |
LEDを制御できる定番の「Mystic Light」も、手動で導入する必要がある |
グラフィックスカード側面の「SUPRIM」ロゴや、中央ファン両側に内蔵されている>状LEDラインを好みのカラーとパターンで発光できる |
バックプレートのドラゴンエンブレムも発光する |