エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1031
2021.08.01 更新
文:藤田 忠/撮影:松枝 清顕
まずは3Dベンチマークソフトの定番「3DMark」から、レイトレーシングの性能をチェックする「Port Royal」の結果を確認していこう。
レイトレーシングに強いAmpereアーキテクチャーだけあって、アッパーミドルのGeForce RTX 3070 Tiでもスコアは良好で、8,900ポイント台を記録している。「GAMINGモード」と「Extreme Performanceモード」のブースト、メモリクロックの差はわずかだが、「Extreme Performanceモード」では若干スコアを伸ばしている。
続いては、より高負荷になるレイトレーシングテストの「DirectX Raytracing feature test」を実行。結果を見ていこう。
AMDやNVIDIA GPUが搭載するレイトレーシング専用ハードウェアの性能を計測するため、シーン全体をレイトレーシングでレンダリングする「DirectX Raytracing feature test」。高負荷になるがフレームレートは30fps台を維持している。レイトレーシングの設定次第では十分快適なプレイが期待できる。
レイトレーシング系テストに続いては、APIにDirectX 12を使用するベンチマークテストの「Time Spy」を実行して、スコアをチェックしていこう。プリセットは「Time Spy」と「Time Spy Extreme」で計測を行っている。
解像度2,560×1,440ドッド(WQHD)でのテストになる「Time Spy」のスコアは、総合14,653ポイント、Graphics score14,821ポイントと高スコアを記録している。「Estimated game performance」(Battlefield V/1440p Ultra)も「140+ FPS」判定だったので、WQHD@144Hz駆動ゲーミング液晶で快適にゲームプレイを楽しめるだろう。
3,840×2,160ドットの4K解像度で描画される「Time Spy Extreme」のスコアも、7,000ポイントオーバーになっており、「GAMINGモード」時で総合7,429ポイント、Graphics score7,421ポイント。「Extreme Performanceモード」時で総合7,442ポイント、Graphics score7,432ポイントを記録している。