エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1031
2021.08.01 更新
文:藤田 忠/撮影:松枝 清顕
続いては2018年発売と、ちょっと古いが、NVIDIAが提供する画質向上機能を取り入れている重量級ベンチマークとなる「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION」だ。グラフィック設定は「高品質」で、解像度は1,920×1,080ドット、2,560×1,440ドッド、3,840×2,160ドットの3種類で計測を行っている。
最高指標となる“非常に快適”の判定は、フルHD解像度のみで、GeForce RTX 3070 TiのターゲットとなるWQHD解像度では、上から2番目の“とても快適”になっている。
実ゲームタイトルの3本目は、eスポーツでおなじみのタクティカルシューターゲーム「Tom Clancy’s Rainbow Six Siege」のパフォーマンスを見ていこう。APIはVulkanで起動。グラフィック設定(「総合品質」)は「最高」、「レンダリングのスケーリング」は「100」に設定している。解像度は1,920×1,080ドット、2,560×1,440ドッド、3,840×2,160ドットの3種類で、フレームレートはゲーム内のベンチマーク機能を利用し、平均フレームレートをまとめている。
軽量級ゲームとあって、フルHDとWQHD解像度では240Hz駆動のゲーミング液晶との組み合わせも余裕のフレームレート。4K解像度ではさすがに240Hzは厳しいが、144Hz張り付きプレイを狙えるフレームレートを記録している。
次は人気の衰えないバトルロイヤルゲームの定番となる「フォートナイト」のフレームレートをチェックしていこう。APIはベータバージョンだが、レイトレーシング機能を利用できるDirectX 12を選択。グラフィック設定(「クオリティプリセット」)は「最高」を選択し、「3D解像度」は「100%」に設定した状態に加え、レイトレーシングを「オン」(レイトレーシング関連設定はデフォルト)、DLSSを「バランス」に設定した状態も計測を行っている。フレームレートの計測はプレイした際のリプレイデータを使用し、60秒間のフレームレートを「CapFrameX」で記録した。
PC版「フォートナイト」は、v17.00から草や影などの描画品質が向上するなど、グラフィック品質がグレードアップ。「最高」時の負荷が増えているので、v17.00以前と横並びの比較はできない。なお、「クオリティプリセット」の「高」が、これまでの「最高」と同じ画質になるという。
フルHD解像度なら、グラフィック品質が向上した「最高」でも、144Hz駆動ゲーミング液晶と組み合わせられる約160fpsを記録している。WQHD解像度では144Hz張り付きプレイは厳しいが、約110fpsのフレームレートを出しているので、「クオリティプリセット」「高」でプレイするのもありだ。
ベータ版かつv17.00以降のグラフィック品質向上の最適化が進んでいないのか、レイトレーシング機能を有効にした際のパフォーマンスは大きくダウン。DLSSを有効にしても、フルHD解像度で60fpsオーバーがギリギリとなっている。