エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1039
2021.08.16 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
まずは「AS SSD Benchmark 2.0.7316.34247」を使い、SSDの基本的なパフォーマンスをチェックしていこう。
【AS SSD Benchmark 2.0.6821.41776:総合ベンチマーク】 |
【AS SSD Benchmark 2.0.7316.34247:Compression-Benchmark】 |
シーケンシャルアクセスは読込が最高約6,000MB/sec、書込が最高約4,600MB/secで、最新のPCI-Express4.0(x4)SSDらしいスコア。またランダムアクセスも読込が最高約2,900MB/sec、書込が約2,000MB/secをマーク、総合スコアも約8,000ポイントで、「M9P Plus」と比較すると2倍以上のパフォーマンスを発揮している。
また「Compression-Benchmark」は、読込は約6,000MB/secでほぼフラットなグラフ。書込はキャッシュ処理と思われる箇所が途中3箇所あるものの、それ以外はこちらもフラットなグラフで、シーケンシャルアクセスについては圧縮率の影響はないようだ。
続いて「CrystalDiskMark 8.0.4」でランダムアクセスを中心に圧縮率の影響を確認していこう。計測はデータサイズを1GiBに固定。データ形式は圧縮率の低い「デフォルト (ランダム)」と、圧縮率の高い「All 0×00 (0Fill)」の2種類を選択して、計測を行った。
【デフォルト (ランダム)】 | 【All 0×00 (0Fill)】 |
「AS SSD Benchmark 2.0.7316.34247」で確認をしたシーケンシャルアクセスはもちろん、ランダムアクセスについても目立った違いはなかった。これまでPLEXTORのNVMe SSDで使用されていたMarvellコントローラ同様、InnoGrit「Rainier」についても圧縮率の影響が無いコントローラと結論付けて良さそうだ。そこで以降のテストは「デフォルト (ランダム)」に絞って行っている。