エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1043
2021.08.25 更新
文:撮影・こまめ
「Creator Z16 A11U」を目の前にしてまず驚くのが、本体の薄さだ。公称値では高さは15.9mm、実測では16.3mmだったが、8コアCPUと専用グラフィックス(dGPU)を搭載するハイエンド向けノートPCとしてはあり得ないほど薄い。モバイルノートPC並みにスリムだ。
高さは実測で16.3mm。底面部のゴム足を含めた設置時の高さは18.7mmだが、それでもdGPU非搭載のスタンダードノートPCより薄い |
本体前面。非常にスリムで、スタイリッシュな印象を受ける |
重量は約2.0kgで軽くはないが、持ち歩けない重さではない。モバイルワークステーションと比較すれば、むしろ軽いほうだ。さらに米国防総省制定「MIL-STD-810G」準拠の高い堅牢性を実現しており、持ち歩き時の衝撃やトラブルにも耐えられるよう設計されている。打ち合わせやプレゼンなどで利用するのもいいだろう。
重量は実測で2.171kg | 本体カラーはルナグレー。筐体はアルミ製 |
F12キーで画面が180°反転。相手に画面を見せる際に便利だ | ディスプレイは指1本で開閉可能 |
フットプリントは幅359×奥行き256mm。16型ディスプレイを搭載しているため、一般的な15.6型ノートPCよりもわずかに大きい |
本体がスリムなだけあって、インターフェースは数も種類も少ない。ハイエンドノートPCでは一般的な有線LANや、HDMI / Mini DisplayPortなどの映像出力には非対応だ。だが転送速度が高速なThunderbolt 4端子を2ポート備えているので、端子類を拡張するドッキングステーションを利用すればいいだろう。
左側面には電源コネクタとUSB 3.2 Gen2、Thunderbolt 4(USB Type-C兼用)、マイク/ヘッドホンコンボジャック |
右側面にはmicroSDカードスロット、Thunderbolt 4(USB Type-C兼用)、USB3.2 Gen.2 |
付属の電源アダプタは180Wの丸口タイプでやや大型。重さは520g | ディスプレイ上部には92万画素のWebカメラと、顔認証用のIRカメラを配置 |
キーボード右下には指紋センサーも用意されている |