エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1046
2021.08.31 更新
文:藤田 忠/撮影:編集部・松枝 清顕
2本目は2018年発売とちょっと古いが、負荷が非常に高い重量級ゲームタイトルの「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION」だ。グラフィック設定は「高品質」で、解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類だ。
重量級ゲームだが、Radeon RX 6600 XTのターゲットとなるフルHD解像度では、ギリギリだが”とても快適”指標となる9,000ポイント超えを獲得できている。
続いては、eスポーツタイトルとしてもお馴染みのタクティカルシューターゲーム「Tom Clancy’s Rainbow Six Siege」で見ていこう。APIはVulkanを使用し、総合品質は“最高”に設定。解像度はこれまでと同じフルHD、WQHD、4Kの3種類で、内蔵ベンチマークテストを使用している。
軽量級ゲームタイトルだけあって、フルHD解像度では人気の144Hzや240Hz駆動対応ゲーミング液晶の性能を最大限に発揮できる400fps台のフレームレートをマーク。さらにWQHDで270fps台、4K解像度でも130fps台と、いずれの解像度でも快適なプレイが可能になっている。
次は人気の衰えないバトルロイヤルゲームの定番タイトルのひとつとなる「フォートナイト」だ。APIはDirectX 12で、クオリティプリセットは”最高”を選択。解像度はこれまでと同じ3種類で、レイトレーシング機能を有効にした状態でも計測を行っている。フレームレートの計測にはリプレイデータを使い、60秒間のフレームレートを「CapFrameX」で記録している。
バージョンアップするごとに、グラフィックス品質が向上し、負荷が増している「フォートナイト」。フルHD解像度で120fps前後と、144fpsには届かなかった。ただ、画質を”高”にダウンさせることで、平均フレームレートは180fps前後まで向上するので、144Hz貼り付きプレイも十分視野に入る。「Tom Clancy’s Rainbow Six Siege」とともに、eスポーツタイトルを144Hz駆動のゲーミング液晶ディスプレイで楽しむことが可能だ。また、レイトレーシングを効かせると、元々不得意なのもあり、いずれの解像度でもゲームのプレイが困難なフレームレートになっている。
実ゲームを使ったパフォーマンスチェックの最後は、レイトレーシングに対応する重量級オープンワールドアクションゲーム「Watch Dogs Legion」になる。グラフィック品質を”最大”に設定したほか、レイトレーシングを”最大”に設定した状態でも計測を行っている。解像度はこれまでと同じフルHD、WQHD、4Kの3種類で、内蔵ベンチマークテストを使用している。
重量級ゲームとなる「Watch Dogs Legion」だが、フルHD解像度なら平均フレームレートは60fps台と、問題なくゲームを楽しむことできる。ただ、レイトレーシングを効かせると、「フォートナイト」と同じく、フレームレートはガクッと下がってしまう。このクラスのレイトレーシングゲームをメインにプレイするなら、NVIDIA GeForce RTX 3000シリーズを選ぶのが賢い選択だろう。