エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1048
2021.09.04 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 Tawashi/撮影:pepe
ASUS「ROG Strix XG279Q-G GUNDAM EDITION」 実勢価格税込70,000円前後(2021年8月現在) 製品情報(ASUS) |
ASUSが「機動戦士ガンダム」コラボ製品について、国内市場向け取り扱い開始を発表したのは今年1月のこと。その後、関連製品が披露されると、マニアも唸らせるこだわりのデザインは大きな反響を呼んだ。
製品ラインナップは多岐にわたり、今回紹介する液晶ディスプレイをはじめ、マザーボードやグラフィックスカード、オールインワン型水冷ユニット、電源ユニット、無線LANルーター、キーボード、マウス、マウスパッドが登場。ガンダム一色に染まった「オールガンダムPC」の構築も可能となり、ファーストガンダム世代の中高年層を中心に、一式まとめ買いの客も複数訪れるなど秋葉原のパーツショップでも話題となった(【コレオシ】完売ショップ続出の「機動戦士ガンダム」コラボPCパーツについて聞いてみた)。
なお、シリーズには「RX-78-2」(ガンダム)と「MS-06S」(シャア専用ザクII)をモチーフとした2種類が用意される。液晶ディスプレイは「ROG Strix XG279Q-G GUNDAM EDITION」のほか、「TUF Gaming VG27AQGL1A ZAKU II」があり、連邦またはジオンいずれの陣営を選択可能だ。
ガンダムをこよなく愛すパソコン工房 秋葉原 BUY MORE店・猪狩さんも絶賛。コラボパーツを使用したショップオリジナルPC「RX78PC」も販売された |
そんなコラボシリーズから取り上げるのが、今回の主役「ROG Strix XG279Q-G GUNDAM EDITION」だ。販売が開始されたのは2021年4月のこと。すでに4カ月が経過したわけだが、発売時約100,000円だった販売価格は価格改定を経て、現在は約70,000円前後で購入できるようになっている。当時は手が届かなかった人でも、再度検討するに値する価格に近付いているのではないだろうか。そんな”購入予備軍”に向けて、今一度製品をご紹介しようというのが、今回の主旨だ。
ベースとなるのは、既存モデル「ROG Strix XG279Q」。パネルには、27型のノングレア(非光沢)タイプで発色や視野角に優れたFast IPSを採用。WQHD (2,560×1,440ドット)解像度で144Hz(オーバークロック機能によりDisplayPort 1.2接続時最大170Hzに対応)の高速リフレッシュレートをサポートする。また、応答速度は1ms(GTG)、コントラスト比1,000:1、最大輝度400cd/㎡、Display HDR 400準拠のコントラストとデジタルシネマ向け色空間DCI-P3 95%の広色域表示に対応。PS5接続時におけるFHD/120Hz動作に対応している点もゲーマーにとっては重要なポイントだ。
ディスプレイ同期はNVIDIA「G-Sync Compatible」に準拠し、対応するグラフィックスカードとの組み合わせではスタッタリングやティアリングなどの同期ズレを防止して滑らかな映像でゲームプレイすることができる。
その他ゲーミング向けには、スミアとモーションブラーを除去できる「Extreme Low Motion Blur」、暗部の視認性を高める「Dynamic Shadow Boost」、練習用のクロスヘア等をオーバーレイさせる「GamePlus」といった機能を搭載。また画面のチラつきを抑えるフリッカーフリー技術、目の負担を軽減するブルーライトカット機能も備える。なお、入力インターフェイスは、DisplayPort 1.2 x1、HDMI 2.0 x2、USBハブ x3(うちアップストリーム x1)、ヘッドホン出力 x1を搭載している。