エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1050
2021.09.08 更新
文:撮影・こまめ
ディスプレイは15.6型で、解像度は1,920×1,080ドット。ノートPCとしては、もっともスタンダードな組み合わせだ。パネルについては明記されていないものの、発色が自然であることと視野角が広い点を見るとIPS相当だと思われる。標準のスケーリング設定は125%だ。
計測輝度は209nit。パネルとしては200~250nit相当のものが使われているのかもしれない。特別明るくはないが、作業には問題ないレベルだ。キャリブレーターで計測したところ、色域はsRGBカバー率61%、Adobe RGBカバー率 45.4%、DCI-P3カバー率が45.2%だった。結果としては、エントリー~標準クラスのノートPCでよく使われるNTSC 45%のパネルに近い。実際の色合いはやや赤みが弱い印象だが、総合的には違和感のない自然な色合いだ。
映像は違和感のない自然な色合い | ディスプレイは暗くはなく、作業に適した明るさ |
F12キーを押すと画面の上下が反転する。相手に画面を見せたいときに便利だ |
キーボードは日本語配列で、バックライトに対応している。通常15.6型タイプはテンキーが付いているが、「Modern 15 A5」はテンキーレスだ。スペースに余裕があるので、キーピッチも19mmと標準的なサイズが確保されていた。だがEnterキー周辺で一部のキーが極端に小さいほか、Enterキーの右側に特殊キーが縦に並んでいる。少々クセのある配列だが、慣れれば問題なく使えるはずだ。
Enterキー周辺で一部のキーが小さいほか、キーボード右端に特殊キーが縦に並んでいる。実際に入力すると思っていたよりも誤入力は少ない |
キーボードバックライトは3段階で明るさを調整可能 | パームレストはアルミ製 |
キートップは16.1mmと大きく、間隔も十分なので打ち間違いが少ない。キーストロークは平均で1.19mmだった。デスクトップPC向けのキーボードを使っている筆者としてはストロークが浅く感じるものの、普段から薄型ノートPCを利用しているなら違和感はないだろう。指を押し戻す力が弱いのでなでるように軽く打つか、指の上げ下ろしを意識しながら入力するといい。
ストロークは平均1.19mmと浅い。キーを押した瞬間のクリック感も軽いので、軽いタッチで入力する人に向いている | タイプ音は弱い力で入力してもカクカクと聞こえるが、うるさく感じるほどではなかった。ただし指を打ち下ろすと大きく聞こえる |