エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1055
2021.09.19 更新
文:編集部 Tawashi/撮影:pepe
「G-Master Hydro X570A II」の概要を大まかに掴んだところで、ベースとなるPCケースの詳細から確認していこう。採用されているのは、Fractal Designを代表する「Define」シリーズの最新作「Define 7」だ。発売は2020年2月と1年以上が経っているが、自作市場では不動の人気ケースとして今もトップクラスのセールスを記録している。
「G-Master Hydro X570A II」では、左サイドにクリアパネルを採用し、内部のデュアル水冷機構がよく見える「Define 7 Black/White TG Clear Tint」が選択されている。ただ、内部は見えないが内側に高密度防音素材が貼り付けられている静音仕様パネルのソリッドモデル「Fractal Design Define 7 Black/White Solid」(-1,670円)をチョイスすることも可能だ。いずれにせよ、ハイエンドパーツを搭載する採用PCケースとしては、申し分のないモデルといえよう。ちなみに「Define 7」シリーズについては、下記で徹底検証済みだ。どんなケースかもっと知りたいという方は、是非チェックしてほしい。
高密度防音素材装備のフロントパネルは蝶番を付け替えることで、右開きと左開きを選択可能。壁にピッタリと付けた状態でもほぼ90°まで開けられるので設置場所を選ばない |
標準は強化ガラス製サイドパネルだが、高密度防音素材を貼り付けたソリッド仕様にすることもできる。内部の駆動音を漏らさない静音仕様がいいという人にはこちらがおすすめだ |
高密度防音素材は、実測で幅440mm、高さ375mmとパネルのほぼ全面をカバー。防音効果は抜群で搭載パーツから出る音を閉じ込めてくれる |
「G-Master Hydro X570A II」では高エアフロー志向のスチール製トップパネル「Ventilated top」を採用している。内側の防塵フィルタまでホワイトにするなどこだわった作り |
トップのI/Oポートは、正面右からUSB3.0x2ポート、USB2.0x2ポート、円形Powerスイッチ、USB3.1 Gen.2×1ポート、Resetスイッチ、音声入出力端子(HD Audio) |
オーソドックスなレイアウトの本体背面。垂直スロットもあるが、グラフィックスカードはライザーカードを使わず、一般的な水平スロットに取り付けられている |
ボトムパネルにはプラスチック製防塵フィルタ(幅約175mm、長さ約515mm)を装備。スライド着脱式で、フロント方向に引き抜くことで簡単に掃除ができる |