エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1055
2021.09.19 更新
文:編集部 Tawashi/撮影:pepe
CPUの水冷ユニットもチェックしておこう。「G-Master Hydro X570A II」では、標準で8コア/16スレッドのRyzen 7 5800Xが採用されるところ、検証機では最上位の16コア/32スレッドモデル「Ryzen 9 5950X」が搭載されていた。水冷ユニットは、サイコムのBTOで数多くの実績があるAsetekのオールインワン水冷クーラー。こちらも標準仕様の120mmラジエターモデル「650LS RGB」から、240mmラジエターモデル「670LS RGB」にアップグレードされている。
ポンプ一体型ウォーターブロックには、熱伝導率に優れた銅製コールドプレートを搭載。ヘッド部分にプリントされた「@Sycom」ロゴ部にはRGBイルミネーションを内蔵する。発光パターンはマザーボードのライティング機能と同期するため魅せるPCのアクセントとしても最適だ |
冷却用ファンはENERMAXの120mm径PWMファン「UCTB12P」を採用。回転数は500~1,500rpmのワイドレンジ設定で18dBA以下という静音性が特徴だ。
Ryzen 5000シリーズの性能を最大限に引き出すべく、選択できるマザーボードは全てAMD X570チップセットを採用している。標準搭載されていたのはASRockの最新モデル「X570S PG Riptide」(カスタマイズ画面より後日選択可能)だ。AMDのマイクロコードの更新とBIOSの微調整により、チップセットファンを省略。さらにマウスとキーボードに接続の異なるコントローラを割り当てレイテンシを低減した「Lightningゲーミングポート」や、Killer E3100による2.5ギガビットLANを備えるゲーミングモデルだ。ほかにもASRock「X570 Taichi」やASUS「ROG STRIX X570-F GAMING」「PRIME X570-PRO/CSM」といった定番モデルが選択できる。
バックパネルインターフェイスは、2.5ギガビットLAN×1、USB3.2 Gen.2×2(Type-A/Type-C)、USB3.2 Gen.1×4(Type-A)、USB2.0x2、オーディオ端子×5、光オーディオ端子×1、PS/2×1、HDMI×1 |
標準構成のメモリはメジャーチップを搭載した8層基板のDDR4-3200MHzを使用。8GB(8GBx1枚)から最大128GB(32GBx4枚)まで選択できる。さらに、より高品質なセンチュリーマイクロの国産メモリやG.SKILLの「Trident Z RGB」といったドレスアップ効果を狙ったモデルを搭載することも可能だ。
評価機にはサイコムおすすめとされているセンチュリーマイクロの16GBモジュールが2枚搭載されていた |