エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1061
2021.10.09 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部/撮影:pepe
ここで液晶ディスプレイ本体以外の付属品をチェックしておこう。HDMIケーブルやDisplayPortケーブルは標準付属するため、購入後すぐに使用できる。
HDMIケーブル | DisplayPortケーブル |
USB Type-A – Type-Bケーブル | ACコード |
65WのACアダプタ。外形寸法は実測で幅48.6mm、高さ37.3mm、奥行き110.5mm |
アーム固定用ネジ | VESA用スペーサーネジ |
マニュアル類 |
29.5型ウルトラワイドモデルの液晶本体は液晶部分はかなり大型。重量もあるため慎重に扱う必要はあるが、組み立ては従来モデル同様簡単。マニュアルの指示に沿って進めば5分ほどで作業は完了する。
液晶本体はパッケージに載せておくと安全に作業しやすい | しっかりとした作りのアーム |
スタンドベース | VESA規格(100mm×100mm)に準拠したアームの取り付け部 |
アームの取り付け部に装着後、ネジでしっかり固定する |
最後にアームとスタンドベースを接続しネジ留めすれば作業は完了 |
ウルトラワイド初となるRAPID IPSの採用、リフレッシュレート200Hzの高速描画、さらに応答速度1ms(GTG)の実現など、ゲーミング液晶ディスプレイをアピールするには十分の特徴を盛り込んだ「Optix MAG301RF」。自社既存のラインナップも含め、多くの選択肢の中からこの1台を選択する理由は、すでに説明不要だろう。想定売価税込54,800円も魅力に拍車を掛けている。
ゲーミングデバイス同様、液晶ディスプレイもまた、実際に「体感」しなければ分からない部分がある。いくら特徴を並べたところで、現在の環境に比べ、どれほどゲームプレイのパフォーマンスに違いがあるのか。「購入すれば分かる」とはやや乱暴だが、この手の製品はその一言に尽きるのだ。
少しでも納得できるよう、検証を振り返ると、フルHD(1,920×1,080)よりも横方向に約1.3倍広いWFHD(2,560×1,080)はゲームの世界が劇的に広がり、抜群の開放感がある。バトルロイヤル系のゲームやレースゲームを好む読者なら、一度体感してしまうとフルHDには戻れなくなるだろう。それを補完するナイトビジョンはもはや必須だろうし、設定が面倒なら多彩な画質プリセットを選択すれば、すぐにゲームが楽しめる。
広い画面はブラウザを並べたり、資料を確認しながらの作業も得意だ。ビジネス用途や普段使いでも利便性を発揮することは間違いない。つまりヘビーなゲームユーザーから、実は最も多いであろう趣味と日常にも使いたい一般ユーザーまで、守備範囲の広さが「Optix MAG301RF」最大の特徴でもある。
協力:エムエスアイコンピュータージャパン株式会社