エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1065
2021.10.23 更新
文:編集部 絵踏 一/撮影:松枝 清顕
さすがはコストパフォーマンス志向の製品とあって、デザイン面での自己主張は少ない。本体表面には、キズや指紋が付きにくいマットブラックコーティングが施され、全体的に落ち着いた印象を受ける。唯一特徴的と言えるのは八角形のステンレス製ファングリルで、これは効率の良いエアフローを追求したデザインという。なお余談ながら、AC電源口の隣にプリントされている「POWER NEVER ENDS」とは、FSPが掲げるスローガンだ。
飾り気のないシンプルなデザインを採用。フレームには非光沢のマットブラックコーティングが施されている |
側面にシリーズ名がシールされている以外は、装飾らしいものはない |
外形寸法は幅150mm、奥行き140mm、高さ86mm。奥行きを140mmに収めたショートデザインが採用されている |
特徴的な八角形のファングリルを装着。良質なエアフローを確保するためのデザインという |
底面には該当モデルの出力表が貼り付けられている |
PCケース外側を向く背面部。AC電源口と主電源のロッカースイッチを配置、空きスペースにFSPのスローガンが印字されている |
PCケース内部を向くモジュラーコネクタ。左側の主要コネクタは直結式になっている |
必須の主要ケーブルのみ直結式、その他は構成に合わせて選択できる着脱式というセミモジュラータイプのケーブル仕様を採用する |
セミモジュラー仕様の「Hydro GSM Lite PRO」シリーズは、ATX 24pinとCPU補助電源を直結式、それ以外が着脱式ケーブルになっている。ATX 24pinを除くすべてのケーブルはフラットケーブルが採用され、PCケース内での取り回しは容易だろう。
ちなみにシリーズ最大容量の750Wモデル「Hydro GSM Lite PRO 750W」は、コネクタがATX 24pin×1、ATX 12V 8pin×1、ATX 12V 4+4pin×1、PCI-Express 6+2pin×4、SATA×8、4pinペリフェラル×3、FDD×1という構成。2系統のCPU補助電源、2枚のハイエンドグラフィックスカードに変換なしで給電できる能力があり、ストレージ関連のコネクタも不足はない。
ATX 24pinは直結式で、唯一ラウンド形状のケーブルになっている | CPU補助電源は8pinと4+4pinの2系統。ATX 24pinと同様に直結式だが、ケーブル形状はフラットタイプだ |
PCI-Express 6+2pinは、ケーブルごとに2系統を搭載。2本のケーブルで4系統に給電できる | SATA電源は全部で8系統。こちらはSATA電源専用のケーブルで、4コネクタを搭載している |
SATAと4pinペリフェラルのコンボケーブル。コネクタはSATA×2、4pinペリフェラル×2という構成だ | SATAと4pinペリフェラル、FDDのコンボケーブルも。コネクタはSATA×2、4pinペリフェラル×1、FDD×1という構成だ |
アース線付きの主電源ケーブル | 電源ユニットを固定するネジが付属。コスパ重視のモデルとあって、それ以外の主だった付属品はない |