エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1068
2021.10.30 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:pepe
ここからは実際のゲームを想定したベンチマークテストを進めていこう。まずは大規模レイドなどのコンテンツに合わせて判定が刷新された人気MMORPGの最新版「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ」ベンチマークからだ。グラフィックス設定は“最⾼品質”で、フルHD、WQHD、4Kの解像度で計測を⾏っている。
フルHDとWQHDの判定はいずれも“非常に快適”。平均フレームレートもそれぞれ約200fpsと約160fpsで、いずれも現在主流になっている144Hzクラスの液晶ディスプレイの実力を十分に発揮することができる。さらに4K解像度でも判定は上から2番目の“とても快適”、平均フレームレートも96.8fpsで、マルチプレイでも最高画質でゲームをストレスなく楽しめる。
続いて、RPGゲームながら処理の重いゲームとして知られる「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION」ベンチマークの結果を確認していこう。描画品質は“⾼品質”で、解像度はこちらもフルHD、WQHD、4Kの3種類。なお4KではDLSSを有効にした状態でも計測を行った。
こちらもフルHDとWQHDの判定はいずれも最高の“非常に快適”を獲得。さすがに4K解像度では上から3番目の“快適”まで判定は落ちるものの、DLSSを有効にすることで、スコアは約1.5倍も向上。判定も上から2番目の“とても快適”まで引き上げることができた。
バトルロイヤルの人気タイトル「フォートナイト」のスコアも確認しておこう。グラフィックスクオリティは“最高”、APIはDirectX 12を選択し、解像度はこれまでと同じフルHD、WQHD、4Kの3種類。なおレイトレーシング機能を有効化した際のフレームレートも合わせてチェックしている。
もともとフレームレートを重視するタイトルだが、「arkhive Gaming Limited GL-A7G38R」なら最高品質でもフルHDなら約180fps、4Kでも60fpsを楽にクリアしており、ゲームプレイには全く問題なし。ただしレイトレーシング機能を有効にすると、フレームレートは大幅に低下。フルHDでも60fpsを下回ることから、「フォートナイト」についてはよほどの理由がない限り、レイトレーシング機能は無効にしておくのがオススメだ。
続いて、レイトレーシングに対応するオープンワールド型アクションゲームの大作「Watch Dogs Legion」のスコアを確認していこう。画質設定は“最⾼”、解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類で、レイトレーシング機能を有効にした状態でもテストを実施。なお計測にはゲーム内ベンチマークを使用している。
現状では最高クラスに重いゲームながら、WQHDまでなら最高画質でもマルチプレイの目安となる60fpsは楽にクリア。4Kでも53fpsをマークし、多少画質を調整すれば無理なくゲームを楽しめる。またレイトレーシング機能についてもDLSSを有効にすれば、WQHDはもちろん、4Kも十分実用的。さらにフルHDならDLSSを使うことなく快適に動作するだろう。