エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1073
2021.11.12 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
メモリスロットはデュアルチャネル対応のDDR5x4本で、最大128GBまで増設が可能だ。さらにメモリ回路を短縮し、データ信号のロストを抑制する「SMT溶接プロセス」と、ノイズを防ぐ独立したメモリ回路設計「Memory Boost」を組み合わせることで、定格の1.4倍近い最高6,666MHzという超高クロックメモリをサポートする。
メモリスロットはCPUソケット側からDIMMA1/A2/B1/B2の並び。2枚で運用する場合はシルク印刷にある通り、DIMMA2/B2から使用する |
MSI Z690マザーボードではメモリの配線に「SMT溶接プロセス」を採用している |
Intel XMP3.0に対応するため、オーバークロックメモリもプロファイルを読み込むだけで最適な設定が可能 |
「Click BIOS 5」にはDDR5-1200~DDR5-10133までの設定が用意されていた |
ストレージインターフェイスはCPU接続のPCI-Express4.0(x4) M.2スロットx1、チップセット接続のPCI-Express4.0(x4) M.2スロットx3、PCI-Express3.0(x4) M.2スロットx1に加え、SATA3.0(6Gbps)x6(チップセットx4/ASMedia ASM1061x2)を搭載する。なおM.2スロットにはいずれも専用ヒートシンク「M.2 Shield Frozr」が標準装備され、CPU接続の最上段のM.2スロットには両面にサーマルパッドを備える。
CPU接続x1、チップセット接続x4のM.2スロットを備え、最大5台のNVMe M.2 SSDを搭載することができる |
CPU接続の「M2_1」。ベース部分にもサーマルパッドが貼り付けられ、SSDの固定が簡単な「EZ M.2 CLIP」機構を備える |
中段にある「M2_2」「M2_3」はいずれもチップセット接続で、PCI-Express4.0(x4)に対応する |
下段左側にある「M2_4」は、PCI-Express3.0(x4)/SATA3.0(6Gbps)両対応 | 下段右側にある「M2_5」は、PCI-Express4.0(x4)/SATA3.0(6Gbps)両対応 |
すべてのM.2スロットに「M.2 Shield Frozr」を標準装備。主要ネジはヒートシンクから脱落しないため、紛失の心配もない |
計6ポートのSATA3.0(6Gbps)。向かって左側と中央のSATA5~8はチップセット接続、右側のSATAA/SATABはASMedia「ASM1061」接続 |
拡張スロットは従来の2倍の帯域幅を誇るPCI-Express5.0に対応するx16形状スロットx2と、PCI-Express3.0(x4/x16形状)x1の計3本を搭載する。なおPCI-Express5.0(x16形状)スロットの実装方式は、電気干渉やノイズを低減した「Surface Mount Technology」(SMT)で、周囲をメタルシールドで補強した「PCI-E Steel Armor」を採用する。
未だ対応製品がないため、その性能を最大限に活かすことはできないが、これまでの2倍の帯域幅を誇るPCI-Express5.0(x16形状)スロットを搭載 |
PCI-Express5.0(x16形状)スロットはメタルシールドを備えた「PCI-E Steel Armor」 |