エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1074
2021.11.14 更新
文:編集部 絵踏 一/撮影:松枝 清顕
ここからは、いよいよ「Z690 Steel Legend WiFi 6E」をベースにマシンを組み上げ、実際の動作を見ていこう。マザーボードがミドルレンジ向けの製品であることから、CPUには第12世代Intel Coreプロセッサの下位モデルである「Core i5-12600K」を組合わせた、ミドル寄りの構成をチョイスした。また、ハイブリッド・アーキテクチャの性能を最大限に引き出すため、OSには最新のWindows 11をインストールして動作させている。
前世代から大幅な性能向上を遂げた第12世代Intel Coreプロセッサ。最新Core i5の実力も大いに気になるところだ |
「タスクマネージャー」をチェックすると、OS上からは10コア/16スレッドのCPUとして認識されていた |
Pコア(6コア)とEコア(4コア)を合わせて10コア、同様に12+4スレッドで16スレッドになるという構成だ |
シングルスレッド処理はPコアが約4.9GHz、Eコアが約3.6GHzまで上昇。しっかりスペック通りのパフォーマンスが発揮できている | マルチスレッド時もPコアは約4.5GHz、Eコアは約3.4GHzまでクロックが上昇していた |
「Z690 Steel Legend WiFi 6E」に搭載されている制御プログラムは、ASRockマザーボードではお馴染みの「インタラクティブUEFI」だ。主要機能にひと目でアクセスできる簡易モードの「Easy Mode」と詳細モードの「Advanced Mode」を備え、必要に応じて簡単に切り替えることができる。なお、Windows 11の必須要件になったセキュリティ機能の「TPM2.0」はあらかじめ有効化されていたため、特に気にすることなくWindows 11をインストールすることができた。
主要な設定が一画面に揃う、簡易モードの「Easy Mode」。XMP設定を始め、この画面だけで最低限の項目は用意されているため、詳しい設定が苦手な人も安心だ |
ファンコントロール機能の「FAN-Tastic Tuning」には「Easy Mode」からでもアクセスできる |
「Easy Mode」と詳細設定ができる「Advanced Mode」は、右上のボタンからワンタッチで切り替えることができる |
詳細なチューニング項目が揃う「OC Tweaker」タブ。オーバークロッカー向けの項目が集められている |
CPUのチューニング項目。PコアとEコアそれぞれを細かくカスタマイズできる | 非K型番CPUのパフォーマンスを引き出す独自機能の「ASRock BFB」は、このマザーボードの場合は最大265Wまで設定できる |
CPUやオンボード機能などを設定できる「Advanced」タブ |
Resizable BAR(Smart Access Memory)を有効化する際は、このタブで設定を行う必要がある | ファームウェア「TPM2.0」機能はあらかじめ有効化されており、設定を変えなくともWindows 11のインストールが可能だった |
RGB設定やBIOSアップデート、SSDの初期化などが可能な「Tool」タブ | 「H/W Monitor」タブではシステム情報のリアルタイム表示のほか、「FAN-Tastic Tuning」によるファンコントロールが可能だ |