エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1076
2021.11.20 更新
文:撮影・編集部 松枝 清顕/pepe(撮影協力)
次に2パターン目となる、テストベンチモードを組み立ててみたい。とは言え、先ほど完成したオープンエアモードを”多少改修するだけで”モードの変更ができてしまう。ただしその手軽さに説得力がないのは、普通はどちらかのモードに決めて組み立てを行うハズで、オープンエアモードからテストベンチモードへ構成パーツを組んだまま組み替えるケースは一般的ではないだろう。本稿ではあくまで完成形をご紹介する事が目的であり、ましてや変形ロボットのように、あれこれ可動させる事でスタイルが変わるといった類いのものではない。
なお同梱マニュアルを見ると、オープンエアモードに比べ、テストベンチモードはずいぶん簡素化されている。一部共通である事がその理由だが、大きく異なるのは「TG PANEL」を使用しないこと。そして「I/O CONSOLE」を別の箇所へ移動させ、スタンドに役割を変える「TG HOLDER」を「MAIN PANEL」の表面から裏面へ付け替える。その際「RUBBER FEET」も場所を変えての装着になるが、作業としては”それだけ”で完了する。
オープンエアモードからテストベンチモードへ。強化ガラスを上下で支えた「TG HOLDER」は「RUBBER FEET」を装着し、スタンドの役割を果たす事になった |
「TG HOLDER」は「MAIN PANEL」の表面から裏面に移動。2本の「THUMB SCREW #6-32×6」で確実に固定することで、マザーボードやグラフィックスカード、電源ユニット等の重量に十分耐える事ができる |
「I/O CONSOLE」は拡張スロット下部の位置に移設。ケーブルマネジメントもオープンエアモードとは異なる経路を開拓しなければならない |
「WINGS」はそのままだが、「可変フリクションヒンジ」のテンションを変更する事で、重いラジエター+冷却ファンを固定したままでも自由な角度で固定ができるようになる |