エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1077
2021.11.23 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部/撮影:pepe
ここでは液晶ディスプレイ本体以外の付属品をチェックしておこう。HDMIケーブルやDisplayPortケーブルは標準で付属するため、購入後すぐに使用できる。
DisplayPortケーブル | HDMIケーブル |
ACアダプタの外形寸法は幅76.5mm、高さ26.1mm、奥行163mm | ACコード(長さ約95cm)。コネクタは3ピンのミッキー型 |
USB Type-A –Type-Bケーブル | 保証書など付属品一式 |
レビューの締めくくりは、組み込み手順を画像で確認しておこう。液晶パネルはキズが付かないよう慎重に扱う必要はあるが、ドライバー不要で組み立ては拍子抜けするほど簡単。3分もかからずに作業は完了する。
メインアームは標準搭載されているため慎重に取り出そう |
V字型の2本足をメインアームに接続し、あらかじめ備え付けのネジを締めれば作業は完了 |
本体を支える土台は一般的なV字型の2本足。鉄製で強度も問題なく安定した設置が可能 |
「TUF Gaming VG28UQL1A」は、ゲーミング液晶ディスプレイとしてはちょうどいい28型というサイズながら、4K UHDの解像度(3,840×2,160ドット)で高精細な画質を実現。さらに、最大輝度450cd/m2と明るい表示でDisplayHDR 400に準拠、リフレッシュレートも最大144Hz駆動に対応するなど、スペックの高さが際立つハイエンド液晶ディスプレイに仕上がっている。ゲームをプレイする際の4K解像度が珍しくなくなりつつある中、PC向けのゲーミング液晶ディスプレイとしては申し分のないスペックだ。また、色域はデジタルシネマ向けのDCI-P3を90%カバーするなど、クリエイター向け作業すらもある程度までこなせる性能を備えている。ビジネスとの併用を考えている人も安心して使えるだろう。
そして見逃せないのが、PS5やXbox Series Xなどの最新コンソール機でネイティブ4K/120Hzをサポートする点だ。映像関連のインターフェイスはHDMI 2.0 x2、HDMI 2.1 x2、DisplayPort 1.4の5系統が用意されるという充実ぶり。PCのほか、PS5、Xbox Series X、Nintendo Switchの全てを接続してもまだポートに空きがあり、切替機が不要な点もゲーム好きにとっては非常に有用なポイントだ。
最後にコスト面にも触れておきたい。144Hzの高リフレッシュレートをサポートする4K液晶で、なおかつHDMI2.1を搭載するというスペックながら、10万円を割る価格設定は現行最安クラス(2021年11月現在)だ。年末に向けてワンランク上のゲーミング液晶ディスプレイを探しているなら、最有力候補の1台としておすすめしたい。
協力:ASUS JAPAN株式会社