エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1080
2021.12.02 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
GIGABYTE「Z690M AORUS ELITE DDR4」 市場想定売価税込28,000円前後(2021年11月12日発売) 製品情報(GIGABYTE) |
今回の撮って出しレビューで取り上げるのは、Intel Z690チップセットモデルでは貴重なMicroATXフォームファクタに対応するゲーミングマザーボードGIGABYTE「Z690M AORUS ELITE DDR4」だ。
Intel Z690ゲーミングマザーボードでは貴重なMicroATXフォームファクタに対応。カラーリングはブラックとダークシルバーのツートンカラーで、LEDによるイルミネーションは非搭載 |
コストパフォーマンスを重視した「AORUS ELITE」シリーズに属する製品で、Intel Z690マザーボードでは最安クラスの製品ながら、ダイレクト駆動の12+1+2フェーズにおよぶ堅牢な電源回路を搭載する。さらに高品質なパーツや、高い放熱性を備える冷却機構を組み合わせることで、CPUが必要とする電力を安定して供給可能。これにより、電力制御機構が改良された第12世代Intel Coreプロセッサの性能を引き出すことができるよう設計されている。
エントリークラスの製品ながら、フェーズダブラーを使用しない、ダイレクト駆動による計15フェーズの充実した電源回路を搭載 |
またメモリスロットはコストを重視してDDR4スロットを採用しているものの、拡張スロットは従来の2倍の帯域幅を誇るPCI-Express5.0(x16)に対応。さらにPCI-Express4.0(x4)接続の3基のM.2スロットや、Intelチップによる2.5ギガビットLAN、帯域幅20GbpsのUSB3.2 Gen.2×2 Type-Cポートなど、エントリーモデルながら高速なインターフェイスが充実しているのも特徴だ。
AORUSロゴが大きくデザインされたパッケージ。サイズはMicroATXマザーボードらしく実測幅約270mm、高さ約268mm、厚さ約68mmとコンパクト |
パッケージの裏面には、簡易スペック表に加え、主要機能の解説が記載されている | エントリーモデルということもあり、付属品はマニュアルやSATAケーブル、M.2 SSD固定用のネジなど必要最小限だ |
その他、重量級のグラフィックスカードを安全に運用できるスチール補強を施した拡張スロット「Ultra Durable SMD PCIeアーマー」や、ステンレス補強をしたメモリスロット「Ultra Durable Memory Armor」、高速なM.2 SSDのサーマルスロットリングを解消する「M.2 Thermal Guard」、紛失の心配がない「一体型I/Oパネル」などの独自機能を備える。