エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1080
2021.12.02 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
続いて、実際にPCを組み立てる際の使い勝手に大きく影響する、ファンコネクタやLEDコネクタのレイアウトをチェックしていこう。
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計6基の4pinファンコネクタはいずれも2A/24W出力まで対応する |
ファンの回転数を制御する「Smart Fan 6」には、詳細設定の他、「Quiet」「Standard」「Performance」「Full Speed」の4種類のプリセットが用意されている |
CPUクーラーのファンを接続する「CPU_FAN」のみグレーに色分けされている |
4pinファンコネクタにはいずれもNuvoton製のファンドライバが実装されていた |
ファン用4pinコネクタは、CPUクーラー用(CPU_FAN、CPU_OPT)が2基、ケースファン用(SYS_FAN1~3)が3基、ポンプユニット用(SYS_FAN4_PUMP)が1基の計6基で、MicroATXマザーボードとしてはかなり充実している。いずれも出力は2A/24Wまで対応し、「Smart Fan 6」を使い回転数を細かく制御することができる。またファンコネクタの位置も「CPU_FAN」「CPU_OPT」はCPUソケット周辺に、それ以外の「SYS_FAN」系は基板左上、基板中央右、基板下へとバランス良く配置され、配線を最小限に抑えることができるだろう。
LEDコネクタは基板右上と左下にそれぞれ5V/3pinx1、12V/4pinx1が用意されるスタンダードな構成 |
LEDのコネクタは、基板右上と中央寄りの左下にそれぞれ5V/3pinx1と12V/4pinx1の計4基を搭載する。いずれも「RGB FUSION 2.0」による制御に対応し、対応デバイスとの統一したライティングが可能だ。
画像セッションのラストは、ここまで紹介することができなかった各種コネクタやチップ類をまとめてチェックしていこう。
メインのATX 24pinコネクタにも「ソリッドピン」を採用する | Super I/OコントローラITE「IT8689E」 |
USB3.0ハブRealtek「RTS5411E」 |
スペックコードSLNMHの2.5ギガビットLANチップIntel「I225-V」 | リアインターフェイス部分にはHDMIやUSB3.2 Gen.2のリドライバも実装 |
BIOS ROM「HX25L25673GZ」と「Q-Flash Plus」用チップITE「IT5701E」 | ワイヤレスカードを搭載するためのM.2 2230スロット用空きパターンも用意されていた |
基板右下に実装されたリセットスイッチや「CLR_CMOS」用のピンヘッダ | フロントパネル用のピンヘッダも基板右下に実装 |
2oz銅層を備えた6層PCBを採用。またPCI-Express5.0(x16)スロットは裏面にピンが貫通しない表面実装方式を基板に搭載されている |