エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1081
2021.12.04 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部/撮影:pepe
主要機能を一通り認識したところで、組み立てが完了した「Optix MPG321QRF-QD」の外観をチェックしていこう。正面はフラットなパネルで凹凸がない一般的な狭額縁仕様。オーソドックスでシンプルなデザインながら、32型と大型の部類のため、目の前にした時の印象は27型クラスの液晶にはない迫力がある。また、電源内蔵のため配線時にスッキリしたケーブルマネジメントができる点は使い勝手がいい。
MSIのゲーミングシリーズを象徴するドラゴンロゴがある背面に目を向けてみよう。左下にはOSD制御用のスイッチ、右側には防犯用のケンジントンロック、アームの中央にはケーブルマネジメントホールを備える。
ヘアライン調の加工が施されたシャープなデザイン。中央やや右と上部に通気口用のスリットが配置されている |
狭額縁仕様のフレーム。上部左右ともに約2.0mm、非表示エリアは上部が約6mm、左右が約6.9mmだった | フレーム下部は幅約24.2mmで非表示エリアが約1.0mmとなっていた |
アーム中央には「GAMING SERIES」の文字をデザイン。その下には配線をまとめるケーブルホールが設けられている |
ここ最近、MSIのゲーミング液晶ディスプレイで採用例が増えているのが、マウスのケーブルを浮かせることでケーブルの引っかかりやコードの抵抗感を軽減できるマウスバンジーだ。左右下部どちらにも取り付けができ、左利きの人でも利用可能。ワイヤードタイプのマウスを愛用するユーザーにとっては必須のアイテムだけに、標準で用意されているのは嬉しいギミックだ。
一度使うと便利さを実感するマウスバンジー。左右どちらにも設置可能 |
次に、使用する際に重要な本体背面のインターフェイスや各種スイッチ類をチェックする。まずは、映像関連のインターフェイスから。用意されるのはHDMI 2.0b x2、DisplayPort 1.4a x1、DP Alt modeに対応するUSB Type-C×1の4系統。リフレッシュレート175Hzを利用するPCはDisplayPortに接続、そのほかコンソール機はHDMIに接続することになる。
また、KVM機能時にキーボードやマウスを共有できるUSB3.2 Gen.1 Type-A(USBハブ)x3(背面 x1/側面 x2)、USB3.2 Gen.1 Type-B(PC接続用)x1のほか、ヘッドホン出力 x1とマイク入力 x1を備えている。
アクセスのし易さを考慮してUSB3.2 Gen.1 Type-A(USBハブ)x2とヘッドホン出力 x1、マイク入力 x1は向かって左側面に用意されている |
背面左下には赤いNaviキーを搭載。左手を伸ばすとすぐに届く位置にある | 電源ボタンは正面左下に備えている |