エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1082
2021.12.06 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
GIGABYTE「Z690M AORUS ELITE DDR4」 市場想定売価税込28,000円前後(2021年11月12日発売) 製品情報(GIGABYTE) |
そして今回Core i7-12700Kの相棒として選択したマザーボードが、先日詳細検証をお届けしたGIGABYTE「Z690MAORUS ELITE DDR4」だ。Intel Z690チップセットでは貴重なMicroATXフォームファクタに対応するゲーミングモデルで、税込3万円を切る価格設定が魅力。また入手性に優れ、価格もこなれているDDR4メモリが使えることから、第12世代Intel CoreプロセッサでPCを組む場合のトータルコストをぐっと抑えることができる。
そして電源回路には高効率な「60A Power Stage」による12+1+2フェーズダイレクトデジタル電源を搭載。さらにリアインターフェイスまで広がる大型のアルミニウムヒートシンクや、熱伝導率5W/mkのサーマルパッド、「2oz銅層」を備えた6層PCBなど冷却面も充実している。先日の検証ではワンランク下のCore i5-12600Kを使用していたが、オーバークロック時でも余力はまだ十分に残されており、Core i7-12700Kとの組み合わせでもその性能を最大限に引き出してくれるはずだ。
Intel Z690チップセットモデルでは珍しいMicroATXフォームファクタに対応。税込3万円を切る価格設定も魅力の製品だ |
またメモリスロットには、ノイズや電気的干渉を最小限に抑える「シールドメモリルーティング」技術を採用することで、最高5,333MHzの高クロックメモリのサポート。ストレージはPCI-Express4.0(x4)接続のM.2×3とSATA3.0(6Gbps)x6、ネットワークはIntelチップによる2.5ギガビットLANを備え、帯域幅20GbpsのUSB3.2 Gen.2 Type-Cポートも搭載する。
CPUソケットは最新のLGA1700。CPUクーラーはこれまでのLGA1200/115xと互換性がないため、対応する製品を用意しておこう |
Intel Z690チップセットモデルでは最安クラスの製品だが12+1+2フェーズの充実した電源回路を搭載 |
チップセットは「第12世代Intel Coreプロセッサ」に合わせて投入されたIntel Z690。CPUのオーバークロックやPCI-Expressレーンの分割に対応する |
メモリスロットはDDR4x4本で、最大128GBまで増設可能。既存システムからのアップグレードならメモリが流用でき、コストをさらに抑えることができる |
3基のM.2スロットはいずれもPCI-Express4.0(x4)接続のため、7,000MB/secを超える高速SSDを搭載可能 |
6ポートのSATA3.0(6Gbps)も実装。RAIDレベルはRAID 0/1/5/10に対応する | メイン基板から独立したオーディオ回路。コンデンサには低ESRなオーディオグレードコンデンサを採用 |
紛失の心配がない「一体型I/Oパネル」を採用するリアインターフェイス。ネットワークはIntelチップによる2.5ギガビットLANで、USB3.2 Gen.2×2 Type-Cも搭載する |