エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1083
2021.12.08 更新
文:撮影・編集部 松枝 清顕
全面にわたり通気孔仕様のトップパネル部。出荷時は非搭載ながら、120mmまたは140mmファンが最大2基搭載可能。ラジエターは120/140/240/280mmの各サイズがマウントできる。280mmサイズまでのラジエターなら、迷い無くこちらに搭載すべきだろう。フロントパネルには120mmのARGBファン3基が標準装備されているため、できれば外さずに生かしたい。
リア部には出荷時より140mmファンが搭載されている。フロントとは異なるLED非搭載のベーシックな黒色タイプながら、インペラ数(7枚)や特徴的なプロペラ風デザインは共通。なお電源コネクタは3pinと4pinペリフェラルの両対応で、1本のケーブルから枝分かれした、いかにもPCケース用ファンらしい仕様だった。
また標準140mmファンは120mmファンへの換装にも対応。ラジエターは120/140mmサイズいずれも搭載ができる。
困った事に、マニュアルや製品資料にその存在すら記載されていない。右側面の裏配線スペース上部を見ると、幅約50mm、高さ約25mmの「基板」が2本のネジで固定されている。3つのコネクタはそれぞれ配線済み。おのおのを辿ると、アドレサブルRGB LEDのライティングを制御する基板である事が分かった。
右側上段は外部給電用SATA電源コネクタ、下段はフロントトップ右端のLED切り替えスイッチに接続。左側唯一のコネクタは、既に配線済みのフロント120mmアドレサブルRGBファン(2番目/中央)のARGBコネクタに接続されている。組み込みセッションで知る事になったが、LED切り替えスイッチを押すごとにアドレサブルRGB LEDの発光パターンが変更できる制御基板で、本来ユーザーの手による面倒な配線は、外部供給のSATA電源コネクタひとつのみで済ませる事ができる。