エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1083
2021.12.08 更新
文:撮影・編集部 松枝 清顕
裏配線を主としたケーブルマネジメントは、魅せるPCにとって重要な要素。組み込み後、見えない部分へ余ったケーブルを押し込むイメージだが、きちんと整頓しなければサイドパネルに干渉して上手く収める事ができない。それをアシストしてくれるのが、ケーブルマネジメント機構だ。
個別に見ていくと、マザーボード右側縦列に合わせて2つのグロメット付きスルーホールを備え、ATX24pinなど主要なケーブルはこの穴を使ってマザーボードトレイ表裏を行き交う事になる。さらにATX12V電源ケーブルに便利な上部のスルーホールや、ボトムカバーの天板部分にも2つの穴を用意。要所には結束バンドが固定できるフックも装備されていた。
ケーブルマネジメント機構の主となるグロメット付きスルーホール。ちなみに画像に映り込んでいるケーブルは、出荷時より配線済みのもの。すでに多くのケーブルが行き交っている |
CPUクーラーメンテナンスホール上部には、ATX12V電源ケーブルやラジエター搭載ファンの電源ケーブル配線に向くスルーホールが2つ用意 | 結束バンドを固定するフックは必要に応じて利用したい |
ボトムカバーの天板付け根部分にある2つのスルーホール。とかくマザーボードのピンヘッダが邪魔をする箇所だけに、使用できる有効な開口部は実際よりも3分の2程度。ちなみに検証用PCI-Express 6pinコネクタは通す事ができなかった |
CPUソケット付近の裏配線スペースは、実測で約28mm。ミドルタワーPCケースとしては標準的な数値だろう |
ひととおりのチェックが完了したところで、組み込みセッションを前に付属品をご紹介しよう。ネジ類等の付属品はジッパー袋へひとまとめに詰め込まれていた。使用するネジ類はいずれも自作PCにはお馴染みのものばかりで、モデル特有のパーツは使用されていない。なおここに表示しているパーツ名はマニュアル記載通りで、カッコ内は同梱数を表している。
Sleeve screw(x1) | PSU screws(x6) |
Motherboard screws(x22) | Stand off(x4) |
HDD screws(x11) | Fan screws(x9) |
Cable ties(x11) | マザーボードRGBシンクロケーブル |
マニュアル |