エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1086
2021.12.16 更新
文:編集部 絵踏 一/撮影:松枝 清顕
メモリスロットはデュアルチャネルに対応するDDR5×4を実装。最大クロック6,400MHzに対応し、最大128GBを搭載できる。スロットはシールドで保護された「強化DIMMスロット」で、基板に表面実装。従来のスルーホール実装に比べ、ルーティングが短縮され高速での安定性が向上している。
表面実装技術が採用されたDDR5メモリスロット。シールドも施され物理的強度が増し、信号の安定性も向上している |
「Taichi UEFI」のカスタマイズメニューには、800MHz~10,000MHzまでの設定が用意されていた |
マザーボード下半分を覆うシールドカバーは、M.2スロット用のヒートシンクを兼ねている |
ストレージはPCI-Express4.0(x4)対応の「Hyper M.2」スロット×3を搭載。そのすべてにチップセット周囲とデザインを調和させた、カバー兼用の専用ヒートシンクを備えている。ヒートシンクには落下防止設計のネジが採用されており、固定用ネジを紛失する心配もない。
また、SATAポートはSATA3.0(6Gbps)対応の6+1ポートを搭載。1ポート独立して実装されているのは完全遮断されたセキュアなポートであり、マルウェアやランサムウェアのアクセスを防ぐことが可能だ。
M.2スロットは、いずれもPCI-Express4.0(x4)に対応。CPUソケットに最も近い「M2_1」は、M.2 2280フォームファクタをサポートしている |
真ん中の「M2_2」は、M.2 2242/2260/2280フォームファクタをサポートする | 最下段の「M2_3」はM.2 2230/2242/2260/2280フォームファクタをサポート。なお、インターフェイスはPCI-Express4.0(x4)とSATA3.0に対応している |
サーマルパッドが貼り付けられたM.2ヒートシンク。いずれも脱落しない形状の固定ネジが採用されている |
通常のSATA3.0(6Gbps)ポートは6基を搭載 | 離れて配置されている、セキュリティ的に独立したSATAポートである「Independent SATA3 Connector」 |
拡張スロットは合計4スロット。その周囲はM.2ヒートシンクを兼ねたシールドカバーで覆われている |
拡張スロットは、PCI-Express5.0に対応したスロットを3基搭載。スロット構成はPCI-Express5.0(x16)×1、PCI-Express5.0(x8/x16形状)×1、PCI-Express5.0(x4/x16形状)×1だ。これらはスロットピンが安定した信号伝送を可能にする「15μゴールドコンタクト」仕様になっているほか、重量級カードを搭載しても破断しない「強化スチールスロット」を採用。いずれも表面実装技術(SMT)で実装されている。
そのほか、マルチGPUはAMD CrossFireをサポート。上記以外にスルーホール実装されたPCI-Express3.0(x1)スロットを1基備えている。
3基のPCI-Express5.0スロットは、すべて装甲仕様の「強化スチールスロット」を採用。重さのあるハイエンド級グラフィックスカードも不安なく搭載できる |