エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1087
2021.12.20 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
ゲーミングPCで重要になるオーディオ回路だが、24bit/192kHz対応のRealtek製7.1ch HDオーディオICと、ニチコン製のオーディオグレードコンデンサという組み合わせ。またデジタルノイズの混入を防ぐためメイン基板からは独立した設計で、オーディオICにはEMIノイズを低減する「オーディオカバー」を標準装備する。さらにディープラーニングデータベースを活用して、マイクや着信音声からのバックグラウンドノイズを低減する「双方向AIノイズキャンセリング」機能にも対応する。
オーディオチップには「TUF GAMING」のロゴがデザインされた「オーディオカバー」を実装。またコンデンサにはニチコンのオーディオグレード品を採用 |
裏面を確認するとメイン基板からは独立した回路としてデザインされていることが確認できる |
AI処理によってバックグラウンドノイズを低減する「双方向AIノイズキャンセリング」機能を搭載 |
ミドルレンジ以上の製品では、標準装備となっている一体型の「プリマウントI/Oシールド」。紛失の心配がなく安心だ |
続いてリアインターフェイス周りを見ていこう。ネットワークはIntel「I225-V」による2.5ギガビット有線LANと、Intel Wi-Fi 6 AX201による無線LAN+Bluetooth 5.2を標準装備する。さらに帯域幅20GbpsのUSB3.2 Gen.2×2 Type-Cを備えるなど、メインストリームモデルながら高速なインターフェイスが充実しているのが特徴だ。
帯域幅20GbpsのUSB3.2 Gen.2×2 Type-Cポートも搭載 | ネットワークは2.5ギガビットLANとWi-Fi 6無線LAN。上位モデルではWi-Fi 6Eを採用するモデルもあるが、国内では現状使えないため全く問題はない |
USB3.2 Gen.2×2対応デバイスを使えば、2,000MB/secに迫る高速なポータブルストレージが使用できる |
製品にはブレード状の大型アンテナも標準で付属。Wi-Fi 6やBluetoothを使用する場合は必ず接続しておこう |
Intel I225-Vの最高転送速度は理論値で2,500Mbps | 無線LANの最高転送速度も理論値2,402Mbpsと高速だ |