エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1088
2021.12.23 更新
文:編集部 絵踏 一/撮影:松枝 清顕
続くゲーム検証はバトルロイヤル系タイトルから、衰えない人気を誇る「Apex Legend」をチョイス。できる限り高品質な設定になるよう画質設定を調整し、解像度をフルHD/WQHD/4Kの3パターンにセットして計測を行うことにした。
フルHDとWQHD解像度では、高品質設定でもフレームレート上限に達して頭打ちになっている。もっともこの結果は、常に最上のパフォーマンスが発揮できるということであり、まさに理想の環境だ。最も負荷の大きな4K解像度でも100fpsに迫る平均フレームレートをマーク、環境を問わず高リフレッシュレートのゲーミング液晶の性能を引き出したプレイが楽しめるだろう。
同様にバトルロイヤル系の人気タイトル「フォートナイト」では、どのような結果が出るだろうか。検証ではAPIをDirectX 12に、グラフィックスクオリティは“最高”を選択。さらに“最低”をベースに3D解像度を“100%”、描画距離を“最高”に変更したフレームレート重視のカスタム設定も合わせて計測を行っている。解像度はこれまで通りフルHD/WQHD/4Kの3パターンだ。
最高品質の4K解像度でも平均60fpsに迫るフレームレートが出ており、十分にプレイが可能。ただしゲーミング液晶を組み合わせた滑らかなプレイを求めるなら、WQHD解像度までということになるだろう。
ちなみにフレームレート重視の軽量設定では、どの解像度でも圧倒的な平均フレームレートをマーク。WQHD解像度でも平均400fpsに迫るパフォーマンスを発揮しており、環境を選ぶことなく高解像度で滑らかな高速プレイが可能だ。
ゲーム検証を締めくくるにあたり、最後はレイトレーシングにも対応するバイオハザード最新作「バイオハザード ヴィレッジ」をプレイする。グラフィックス設定は最高の“限界突破”を選択し、解像度はこれまで同様にフルHD/WQHD/4Kの3パターン。レイトレーシングを有効にした場合や、AMDの超解像技術「AMD FidelityFX Super Resolution(FSR)」を有効にした状態でも計測を行っている。
まず標準の“限界突破”では、4Kでも平均80fpsオーバーのフレームレートに達しており、問題なく快適プレイの水準を満たしている。フレームレートを向上させるFSRを有効化した場合はフルHDとWQHDでフレームレートが頭打ちになり、4K解像度でも平均180fpsを上回る結果に落ち着いた。
そこでレイトレーシング機能を有効にしてみると、フレームレートは低下したものの、4K解像度で平均60fps以上をマークするなど、十分にプレイ可能な水準。FSRを有効化させればさらにパフォーマンスが改善し、4K環境の平均フレームレートは100fpsに達していた。Core i9-12900KとGeForce RTX 3070によるハイエンド構成であれば、「バイオハザード ヴィレッジ」をかなりリッチな環境でプレイ可能だ。