エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1089
2021.12.27 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
MSI「SPATIUM M480 PCIe 4.0 NVMe M.2 2TB」 実勢価格税込37,500円前後(2021年7月31日発売) 製品情報(MSI) |
ストレージはPCI-Express4.0(x4)対応のNVMe M.2 SSD「PATIUM M480 PCIe 4.0 NVMe M.2 2TB」をチョイス。シーケンシャル読込最高7,000MB/sec、書込最高6,800MB/sec、ランダム読込最高650,000 IOPS、書込最高700,000 IOPSの高速モデルで、OSの起動やゲームのロード時間を大幅に短縮できる。また2TBと容量にも余裕があるため、肥大化が進むゲームやアプリケーションを大量にインストールすることができる。
メインで使用するM.2ストレージは、遅延が少ないCPU接続のM.2スロットに実装するようにしよう。またM.2ヒートシンク「M.2 SHIELD FROZR」を装着するのも忘れずに |
MSI「MPG A850GF」 実勢価格税込11,000円前後(2021年3月5日発売) 製品情報(MSI) |
電源ユニットは、80PLUS GOLD認証の850Wモデル「MPG A850GF」を使用した。冷却ファンは最大ノイズ22dBAの140mmFDBファンで、コンデンサには日本メーカー製105℃対応品を搭載。ケーブルは必要なもののみ接続するフルモジュラー方式で、すべてフラットケーブルのため、PC内部のケーブルマネジメントも比較的楽に行うことができる。
今回使用するパーツの中で最も消費電力の大きい「GeForce RTX 3080 Ti VENTUS 3X 12G OC」でも推奨電源容量は750Wなので、「MPG A850GF」なら電力が不足する心配はないだろう |
またコネクタはATX 24pinx1、EPS 4+4pinx2、PCI-Express 6+2pinx6、SATAx8、4pinペリフェラル/FDDx5と豊富に用意されており、ハイエンドグラフィックスカードや多数のストレージを搭載する場合でもコネクタが不足することはないだろう。
MSI「MPG QUIETUDE 100S」 実勢価格税込12,500円前後(2021年10月8日発売) 製品情報(MSI) |
そしてこれらのパーツを収めるPCケースには、MSIの最新ミドルタワー「MPG QUIETUDE 100S」を選択した。フロント、右サイド、トップの3面には高密度の吸音材を貼り付けた静音パネルを採用することでノイズを低減。また左サイドパネルはヒンジ構造の強化ガラスパネルで、ドレスアップ要素に加え、メンテナンスのしやすさにも配慮した。
高密度の吸音材を貼り付けた静音トップカバーは着脱式。マグネットで固定するメッシュパネルと交換することで、冷却性能を高めることもできる |
またミドルタワーとしては標準的なサイズ(幅231mm、奥行き474mm、高さ490mm)ながら内部設計の最適化により、マザーボードはE-ATXフォームファクタまで対応。さらにグラフィックスカードは長さ380mm、CPUクーラーは全高175mm、電源ユニットは奥行き250mm(3.5インチベイ非搭載時)までサポートするなど拡張性にも優れている。
リアファンは「MEG SILENT GALE P12」で、トップのファンコントロールボタンで回転数を調整できる |
冷却ファンはトップ120mmx3または140mmx2、フロント120mmx3または140mmx2、リア120mmx1で、リアには「MEG CORELIQUID S360」と同じ「MEG SILENT GALE P12」を標準装備。ラジエターはトップとフロントが360/280mmサイズまで、リアが120mmサイズまで搭載できる。
今回はカード長305mmの「GeForce RTX 3080 Ti VENTUS 3X 12G」を使用しているが、スペースにはまだまだ余裕がある | 「VGA SUPPORT BRACKET」を使えば、大型のグラフィックスカードも安全に運用できる |
ボトムカバーとフロント下部にはアドレサブルRGB LEDを内蔵 | 底面の電源ユニット搭載部分にはダストフィルターを実装 |
その他、ドライブベイは3.5インチシャドウベイx2、2.5インチシャドウベイx2。拡張スロットは7段で、0/70/100%の3段階に回転数を調整できるファンコントロールボタンや、大型のグラフィックスカードを支える「VGA SUPPORT BRACKET」、ボトムカバーとフロント下部の「Mystic Light」対応アドレサブルRGB LEDイルミネーションなどのギミックを備える。