エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1089
2021.12.27 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
CPUの性能を把握したところで、ここからはグラフィックス向けベンチマークの結果を確認していこう。まずはレイトレーシング機能を使用する3Dベンチマーク「Port Royal」からだ。
3DMarkの中でも重いベンチマークだが、現行最高クラスのGeForce RTX 3080 Tiを搭載していることもあり、スコアは12,000ポイント超え。フレームレートも58.88fpsをマークし、テスト中の動画も一切コマ落ちなどなくなめらかに再生されていた。
続いてAPIにDirect X12を使用する「Time Spy」のスコアをチェックする。なおプリセットは「Time Spy」と「Time Spy Extreme」の両方で計測を行った。
GeForce RTX 3080 Tiを搭載していることもあり、WQHD解像度の「Time Spy」では18,000ポイント、4K解像度の「Time Spy Extreme」でも9,000ポイントを超える圧巻のスコア。Graphics test 1のフレームレートも前者は120fps以上、後者でも60fps以上で、主要ゲームの快適指標を算出する「Estimated game performance」(Battlefield V/1440p Ultra)でも「185+FPS」をマーク。重量級のゲームでも高解像度・高画質な設定でストレスなくゲームを楽しむことができるだろう。
続いて、APIにDirect X11を使用する「Fire Strike」のパフォーマンスもチェックしていこう。こちらも3種類全てのプリセットで検証を行っている。
フルHD解像度の「Fire Strike」ではグラフィックス性能が飽和してしまい、CPUによってはスコアが頭打ちになることもあるが、今回はCore i7-12700Kを使用していることもあり、総合スコアは約36,000ポイント、Graphics scoreに至っては48,000ポイントに迫る結果。フレームレートもGraphics test 1では230fpsを超え、高リフレッシュレートの液晶ディスプレイの性能を存分に引き出すことができる。
そしてWQHD解像度の「Fire Strike Extreme」では、総合スコアが約22,000ポイント、フレームレートが約125fps、4K解像度の「Fire Strike Ultra」では、総合スコアが約12,000ポイント、フレームレートが約65fpsで、APIにDirectX 11を使用するゲームでも4K解像度で快適にゲームを楽しめる。