エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1089
2021.12.27 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
ここからは実際のゲームを想定したベンチマークテストの結果を確認していこう。まずはシングルスレッド性能の影響が大きい「ファイナルファンタジーXIV:暁月のフィナーレ」からだ。グラフィックス設定は“最⾼品質”で、フルHD(1,920×1,080ドット)、WQHD(2,560×1,440ドット)、4K(3,860×2,160ドット)の3種類の解像度で計測を⾏っている。
「暁月のフィナーレ」ではベンチマークの指標が見直され、これまでよりも判定が厳しくなっているが、すべての解像度で最高判定の“非常に快適”となる15,000ポイントをクリア。フレームレートもフルHD解像度では217.4fps、4K解像度でも111.4fpsで、最近増えている4K/144Hzのハイエンド液晶ディスプレイも十分視野に入ってくる。
RPGながら重量級のゲームとして知られている「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION」のスコアもチェックしていこう。描画品質は“⾼品質”で、解像度はこちらもフルHD、WQHD、4Kの3種類。なお4KではDLSSを有効にした状態でも計測を行った。
フルHD解像度のスコアは16,587ポイント、WQHD解像度でも13,409ポイントで、いずれも最高判定となる“非常に快適”を獲得。さすがに4K解像度では上から3番目の“快適”判定まで落ち込むが、こちらもDLSSを有効にすることで約1.5倍もスコアが向上。判定も上から2番目の“とても快適”まで引き上げることができた。
続いて、高フレームレートを狙いやすいタクティカルシューターゲーム「Tom Clancy’s Rainbow Six Siege」のベンチマーク結果を確認していこう。APIはVulkan、解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類で、総合品質は“最高”を選択した。なお計測にはゲームに内蔵されているベンチマークテストを使用している。
比較的軽いベンチマークであること、またグラフィックスカードに加えて、CPUも高性能なものを選択していることもあり、フルHD解像度やWQHD解像度では500fpsを超える圧倒的なスコア。4K解像度でも300fpsを超えており、「Tom Clancy’s Rainbow Six Siege」をプレイするなら必ず高リフレッシュレートな液晶ディスプレイを用意したい。