エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1092
2022.01.03 更新
文:撮影・編集部 池西 樹
Cooler Master「MASTERLIQUID ML360 ILLUSION」 製品情報(Cooler Master) |
続いて美しいイルミーネーション機能が特徴である、360mmラジエターオールインワン型水冷ユニットCooler Master「MASTERLIQUID ML360 ILLUSION」の検証を進めていこう。もともとはLGA1700に非対応だが、無償提供されるマウントキットを使用することで第12世代Intel Coreプロセッサでも利用できるようになる。なお個体差の可能性もあるが、今回提供されたマウントキットはネジをキツめに締めないと、CPUコアとの密着が甘く、温度が十分に下がりきらないことがあった。
これまでの製品に比べてファンの回転数が低めということもあり、「Intel標準設定」でもCPU温度は90~93℃まで上昇した。そして「リミット解除設定」では、CPU温度は100℃まで上昇。Package Powerも265W前後まで低下しており、Cooler Master「MASTERLIQUID ML360 ILLUSION」でCore i9-12900Kを使う場合は、「Intel標準設定」までに留めておきたい。
またCore i7-12700KやCore i5-12600Kについては、ファンの回転数が最大値まで届かないこともあり、これまでのオールインワン型水冷ユニットと同様、冷却性能には全く不安はない。