2パターンから選択できるトップパネル

フロントパネル同様、トップパネルも着せ替え仕様だ。出荷時は密閉型のABS樹脂パネル（2ピース構成）が装着され、任意でマグネット固定式の防塵フィルタに交換できる。フロントとトップを密閉+密閉、または密閉+メッシュ、メッシュ+メッシュ、メッシュ+密閉など、組み合わせを変えるという手もあるだろう。こうしてスタイルが変更できる点は、外観上の大きな特徴と言える。

出荷時は密閉型。前後2枚のABS樹脂製パネルはワンタッチで着脱が可能。なお後方はスリットが設けられているため、厳密には完全密閉ではない

マグネット固定式の防塵フィルタを装着すれば、エアフロー重視型に。トップパネルに冷却ファンやラジエターを搭載する場合はおのずとこちらを選択する事になる

左：強化ガラス・右：スチールの両サイドパネル

魅せる要素を盛り込んだSILENT BASE 802 Windowの左側面には、4mm厚の強化ガラスが装着されている。内部が視認できるガラス面は実測で幅約450mm、高さ約385mmの長方形で、上下にはスチール製のプレートが固定されていた。また上部にはカーブしたABS樹脂製のパーツを装着。サイドパネルの固定とリリースは、後方に設けられたボタンにより、ワンプッシュでできるようになっている。

後方のABS樹脂製パーツには、スチール製の突起3つが設けられている	サイドパネル下部は引っ掛けタイプ

マザーボードトレイ背面に位置する右サイドパネルは、密閉型のいわゆるソリッドパネル。内側にはクッション性に優れた10mm厚のダンピングマットが貼り付けられていた。フロントパネル裏面に装着された素材と同じく、静音効果を高めようという意図が読み取れる。なお装着面積は実測で幅約445mm、高さ約375mmだった。

左右のサイドパネルをワンプッシュで着脱できる、ロック機構用のボタンは後方上部に用意。前方縦列3つの突起をロックする事で、重量のあるサイドパネルをガッチリと固定できる