エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1095
2022.01.14 更新
文:編集部 絵踏 一/撮影:松枝 清顕
続いては、組み込みの際に確認しておきたい各種コネクタの配置をチェックする。「B660 Pro RS」には複数箇所にファンコネクタ・RGBピンヘッダを備えており、組み込む部位に応じて無理のないルーティングで接続できるようレイアウトされている。
ファンコネクタの配置(CPUファン:オレンジ/ケースファン:赤) |
まずファンコネクタから見ていこう。CPUクーラーのファンに対応したコネクタは、上部に搭載された2つ。左側は純粋にCPUファンを接続するための「CPU_FAN1」で、もう一つは水冷ポンプにも対応する「CPU_FAN2/WP」になっている。大型ラジエターを備えたオールインワン型水冷ユニットを組み込んだ場合は、この2つを真っ先に使うことになるだろう。
CPUクーラー向けのファンコネクタは、2つ並んで搭載。右側の「CPU_FAN2/WP」は水冷ポンプに対応している |
CPUソケットの左側、電源回路のヒートシンク近くに実装された「CHA_FAN1/WP」 | CPUソケットの右側、メモリスロット近くに実装されている「CHA_FAN3/WP」 |
ケースファン用のコネクタは、すべて水冷ポンプにも対応する。中央左側に「CHA_FAN1/WP」、中央右側「CHA_FAN3/WP」、下部フロント寄りに「CHA_FAN5/WP」、最下段に「CHA_FAN2/WP」と「CHA_FAN4/WP」を実装。フロントやリアなど、ファン(またはラジエター)を組み込んだ場所からアクセスしやすいエリアにコネクタが配置されている。
フロント寄りに配置されたファンコネクタ「CHA_FAN5/WP」 | 最下段には「CHA_FAN2/WP」と「CHA_FAN4/WP」の2基を備える |
ARGB LED/RGB LEDピンヘッダ配置(ARGB:青/RGB:緑) |
続いてライティング用のLEDピンヘッダの配置も合わせてチェックしておこう。「B660 Pro RS」はアドレサブルRGBライティングの「ASRock Polychrome SYNC」に対応しており、各種RGBデバイスを接続可能なピンヘッダを複数搭載している。
アドレサブルRGBに対応する5V/3pinのピンヘッダ「ADDR_LED」は、上部の「ADDR_LED2」と「ADDR_LED3」、最下段の「ADDR_LED1」を合わせた3基を搭載。12V/4pinのRGB LEDピンヘッダは1基のみで、「ADDR_LED1」の隣に「RGB_LED1」が搭載されている。
CPUクーラー用コネクタの近くに実装されている、ARGB対応ピンヘッダの「ADDR_LED2」と「ADDR_LED3」 | ボード最下段には、ARGB対応の「ADDR_LED1」とRGB対応の「RGB_LED1」が並んで搭載されていた |
最後は画像セッションの締めくくりとして、ここまでチェックが漏れていた基板上の各種コネクタやチップをまとめて見ていこう。
IntelのギガビットLANコントローラ「I219V」が搭載されたバックパネル裏のエリア。すぐ近くにはASMediaのUSBハブコントローラ「ASM1074」も実装されている |
マザーボードの右下付近には、フロントパネル用ピンヘッダやポストステータスチェッカーなどが搭載されている | そのエリアに搭載されている、BIOSアップデート機能「BIOS Flashback」用のチップ |
I/OコントローラNuvoton「NCT6796D-E」 | LEDを制御するARMベースのコントローラNuvoton「NUC121ZC2」 |
メイン電源コネクタのATX24pin | そのすぐ隣には、フロントパネル用のUSB3.2 Gen.1 Type-Cヘッダが搭載されている |