エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1097
2022.01.25 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
ASUS「ROG STRIX B660-F GAMING WIFI」実勢売価税込34,000円前後(2022年1月5日発売開始) 製品情報(ASUS) |
今回の主役である「ROG STRIX B660-F GAMING WIFI」は、2022年1月5日に解禁されたLGA1700プラットフォーム向けの最新ミドルレンジチップセットIntel B660を採用する、「ROG STRIX」シリーズのゲーミングマザーボードだ。
黒を基調にしたデザインを採用する「ROG STRIX B660-F GAMING WIFI」。オンボードのイルミネーションはリアインターフェイスカバーにのみ実装されている |
ASUSのIntel B660シリーズでは最上位に位置づけられる製品で、ミドルレンジクラスのチップセットを採用しながら電源回路には「パワーステージ」による計17フェーズデジタル電源回路を搭載する豪華な仕様。さらにアルミニウム製の大型ヒートシンクや、6層基板など強力な冷却機構を組み合わせることで、「Maximum Turbo Power」が最高241Wに達する第12世代Intel Coreプロセッサの性能を十分に引き出すことができるよう設計されている。
Intel B660チップセットモデルでは最高峰、計17フェーズの強力なデジタル電源回路を搭載する |
そしてゲーミングPCで重要なネットワーク機能は、低負荷かつ安定性に定評のあるIntelチップによる2.5ギガビットLANとWi-Fi 6無線LAN(+Bluetooth 5.2)を搭載。オーディオ回路は最高32bit/384kHzに対応する「ROG SupremeFX 7.1」で、ヘッドホン用の高音質アンプも標準装備する。
さらにCPU温度に合わせてファンの回転数を調整する「AI Cooling」、ネットワークトラフィックを自動的に最適化する「AI Networking」、ディープラーニングデータベースを使用して通話時のノイズを抑える「双方向AIノイズキャンセリング」といった、ASUSおなじみのAI機能も充実している。
製品には、SATA3.0(6Gbps)ケーブルや、ケーブルタイ、M.2ゴムパッド、M.2 Q-Latch、マニュアル、サポートDVDなどが付属。またワイヤレス機能を使う際の大型外部アンテナも用意されている |
その他、従来の2倍の帯域幅を誇るPCI-Express5.0や、ここにきて品薄傾向が解消しつつあるDDR5メモリなど、Intel B660チップセットモデルでは省略されることも多い最新規格ももれなくサポート。帯域幅20GbpsのUSB3.2 Gen.2×2 Type-Cポートや、「M.2ヒートシンク」と「M.2バックプレート」を組みわせたPCI-Express4.0(x4)接続のM.2スロットなども備え、定格運用であればIntel Z690チップセットのハイエンドモデルと比較しても遜色のない、高性能なPCを構築できる。