エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1097
2022.01.25 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
「ROG STRIX B660-F GAMING WIFI」では、Intel Z690チップセットのハイエンドモデルに匹敵する高品質なコンポーネントで固められたオーディオ回路を搭載する |
ゲーミングPCで重要なオーディオ回路は、32bit/384kHzのハイレゾサラウンドサウンドに対応する「ALC4080」や、Savitechのヘッドフォンアンプ「SV3H712」、より自然なサウンド再生ができるニチコン製「音響向けコンデンサ」を組み合わせた「ROG SupremeFX 7.1」だ。さらにEMIノイズを防ぐメタルカバー「オーディオカバー」や、メイン回路からのノイズの混入を防ぐ「オーディオラインシールド」によるノイズ対策を施すことで、クリアかつ高音質なサウンドを実現している。
Realtekの最新オーディオIC「ALC4080」や「SV3H712」、オーディオグレードの「ニチコン製コンデンサ」など、搭載パーツにもこだわることで高品位なサウンドを楽しめる |
基板裏面のパターンを確認するとデジタルノイズの混入を防ぐため、オーディオ回路は「オーディオラインシールド」によってメイン基板からは独立した設計であることが分かる |
またバーチャルサラウンド機能「Sonic Studio III」や、音を視覚化する「Sonic Radar III」、AIノイズキャンセリング機能「双方向AIノイズキャンセリング」など、ゲームをより楽しむことができる独自機能も充実している。
AI機能を使いバックグラウンドノイズを効果的に低減する「双方向AIノイズキャンセリング」は「Armoury Crate」から設定可能 |
「Sonic Studio III」にはイコライザー機能なども搭載されている | FPSゲームやバトルロイヤルゲームで力を発揮する「SONIC RADAR III」 |
最高2,500Mbpsの2.5ギガビットLANや、最高2,402MbpsのIntel Wi-Fi 6無線LAN、帯域幅20GbpsのUSB3.2 Gen.2×2 Type-Cなど、高速なインターフェイスが揃うリアインターフェイス。I/Oシールドは紛失の心配がない「プリマウントI/Oシールド」で、USBメモリと電源だけでBIOSをアップデートできる「BIOS FlashBackボタン」と、即座にBIOS設定を初期化できる「CMOSクリアボタン」を備える。
リアインターフェイスカバーには、オンボードでは唯一となるアドレサブルRGB LEDを備える |
「BIOS FlashBack」機能でBIOSをアップデートする場合、白枠のあるポートにUSBメモリを接続する必要がある | 2.5ギガビットLANや、Wi-Fi 6無線LAN、USB3.2 Gen.2×2 Type-Cなど、高速インターフェイスが充実している |
USB3.2 Gen.2×2 Type-C対応のストレージを用意すれば外付けドライブでも2,000MB/secに迫る高速転送が可能だ |
論理転送速度2,500Mbpsの2.5ギガビットLANチップIntel「I225-V」(スペックコード:SLNMH) |
論理転送速度2,402MbpsのWi-Fi 6無線LANカードはIntel Wi-Fi 6 AX201。実測でもギガビットLANと同等以上の性能を発揮する |
「GAMEFIRST VI」を使えば、アプリケーション別にネットワークトラフィックを確認したり、帯域幅を設定できる |