エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1098
2022.01.26 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
レイトレーシングテストに続き、ここからはより一般的なラスタライズ性能を確認していこう。まずはAPIにDirectX 12を使用する「Time Spy」のスコアからだ。なおプリセットは「Time Spy」と「Time Spy Extreme」の両方で計測を行った。
「Time Spy」のスコアは約8,500ポイント、フレームレートはいずれも30fpsをクリアしており、WQHD解像度でもシングルプレイであれば重量級のゲームも最高品質で楽しめる。ただし、マルチプレイに関してはゲームによってはかなり画質を調整する必要があるだろう。また4K解像度の「Time Spy Extreme」ではスコアは約3,000ポイント、フレームレートも10fps台に留まる厳しいスコアで、さすがに荷が重いと言わざるを得ない。
ちなみに「GeForce RTX 3060 GAMING OC 12G」に比べると約7割のスコアで、こちらもCUDAコア数に準じた結果になった。また先日発売が開始されたRadeon RX 6500 XTとの比較では約20%高いスコアを記録しており、同じエントリークラスの製品でも性能には大きな開きがある。
APIにDirect X11を使用する旧世代のラスタライズテスト「Fire Strike」のスコアも確認しておこう。こちらもプリセットは「Fire Strike」「Fire Strike Extreme」「Fire Strike Ultra」の3種類全てで計測を行っている。
GeForce RTX 3050がメインターゲットに据える、フルHD解像度の「Fire Strike」では総合スコアが14,610ポイント、フレームレートも60fpsを超え、重量級のゲームでも最高画質で快適にゲームが動作する。ちなみにWQHD解像度の「Fire Strike Extreme」や、4K解像度の「Fire Strike Ultra」のスコアについては、おおよそ「Time Spy」に準じる結果。GeForce RTX 3050で重量級のゲームをプレイする場合は、WQHD解像度のシングルプレイが目安になるだろう。
なおRadeon RX 6500 XTと比較すると、4K解像度の「Fire Strike Ultra」ではほぼ同等ながら、「Fire Strike」では約6%、「Fire Strike Extreme」では約10%高いスコアを記録した。