エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1098
2022.01.26 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
ここからは実際のゲームを想定したベンチマークテストを進めていこう。まずは人気MMORPGの最新版「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ」ベンチマークからだ。グラフィックス設定は“最⾼品質”で、フルHD(1,920×1,080ドット)、WQHD(2,560×1,440ドット)、4K(3,840×2,160ドット)の3種類の解像度で計測を⾏っている。
従来からスコアに対する指標が厳しくなった「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ」だが、フルHD解像度では16,186ポイント、判定も最高の“非常に快適”で、大規模なレイド戦でも最高画質で快適に動作する。またWQHD解像度でも判定は“快適”で、高フレームレートがあまり要求されないオンラインRPGなどでは、WQHD解像度でも高画質設定を選ぶことができる。ただし、4K解像度は判定こそ“普通”だが、平均フレームレートは19fpsにとどまり画質の調整は必須になるだろう。
続いて、RPGゲームながらかなり処理の重いゲームとして知られる「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION」のベンチマーク結果を確認していこう。描画品質は“⾼品質”で、解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類。なお4KではDLSSを有効にした状態でも計測を実施した。
重量級のゲームとは言え、フルHD解像度ではスコアは6,350ポイント、判定も“快適”を獲得し、美しい映像でゲームを楽しむことができる。またWQHD解像度でも“やや快適”判定で、若干画質を調整してやれば問題ないだろう。ただし4K解像度では“やや重い”までスコアが低下。DLSSを有効にしても“普通”止まりで、画質はかなり妥協する必要がありそうだ。
続いて、比較的フレームレートを稼ぎやすいタクティカルシューターゲーム「Tom Clancy’s Rainbow Six Siege」のベンチマーク結果を確認していこう。APIはVulkan、総合品質は“最高”で、解像度はこれまでと同じフルHD、WQHD、4Kの3種類。なお計測にはゲームに内蔵されているベンチマークテストを使用している。
ここまでのテストでも良好だったフルHD解像度では317fps、WQHD解像度でも206fpsをマークするなど圧巻のスコア。さらに4K解像度でも100fpsを超えており、「Tom Clancy’s Rainbow Six Siege」ならいずれの解像度でも高リフレッシュレートの液晶ディスプレイを組み合わせたい。