エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1098
2022.01.26 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
続いて人気バトルロイヤルゲーム「Apex Legend」のスコアを確認していこう。画質設定はプリセットが用意されていないため、できる限り高品質な設定を選択し、解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類。なおフレームレートは「トレーニング」を1分間周回したときのスコアを「CapFrameX」で計測している。
フルHD解像度であれば最高画質でも130fpsに迫るスコアで、最近価格がこなれてきている144Hzリフレッシュレートの液晶ディスプレイとの組み合わせにちょうどいいだろう。またWQHD解像度では93fps、4K解像度でも51.3fpsをマークしており、「Apex Legend」であれば若干画質を調整するだけで4K解像度でも快適に動作する。
続いて、同じく人気バトルロイヤルゲーム「フォートナイト」のスコアを確認していこう。解像度はこれまでと同じ3種類で、APIはDirectX 12を選択。グラフィックスクオリティは“最高”に加え、“最低”をベースに3D解像度を“100%”、描画距離を“最高”に変更したフレームレート重視のカスタム設定でも計測を行っている。
アップデートの度に描画負荷が上がっている「フォートナイト」だが、フルHD解像度であれば最高品質でもマルチプレイの目安となる60fpsを楽にクリアすることができている。ただし、WQHD解像度では48.7fps、4K解像度では22.6fpsにまで落ち込み、画質の調整は必須になる。
一方フレームレートを重視したカスタム設定では、フルHD解像度で約340fps、WQHD解像度で約220fps、4K解像度でも約110fpsと大幅にスコアが改善され、いずれの解像度でも高リフレッシュレートの液晶ディスプレイの性能を存分に発揮することができる。
ここからはレイトレーシング関連のゲームテストを進めていこう。まずはアクションゲーム「Marvel’s Guardians of the Galaxy」からだ。グラフィックプリセットは“ウルトラ”、解像度は1,920×1,080ドットに固定し、レイトレーシング反射は「高」「超高」「ウルトラ」の3種類を選択。またDLSSを「最大クオリティ」に設定した状態でも計測を行っている。
シングルプレイのアクションゲームということもあり、フルHD解像度ならDLSSを無効にした状態でも最高画質でゲームを快適に楽しむことができる。またDLSSの効果も大きく、有効にするとすべての解像度でフレームレートは約20fps向上した。
続いて、レイトレーシングに対応するオープンワールド型アクションゲームの大作「Watch Dogs Legion」のスコアを確認していこう。解像度はフルHD、レイトレの反射効果を「中」、DLSSを「高性能」に固定し、画質設定は「高」「超高」「最大」の3種類を選択している。
現行では最高クラスに重いゲームということで、「最大」や「超高」の設定ではシングルプレイまでが限界。ただし、画質設定「高」まで落とすことで60fpsをクリアすることができた。あくまでも解像度はフルHDまで、さらに重量級のゲームではDLSSを併用する必要があるものの、GeForce RTX 3050でもレイトレーシングの美しい映像を体験することができる。