エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1099
2022.01.29 更新
文:編集部 絵踏 一/撮影:松枝 清顕
電源ユニットには、PCケースと同じくFractal Designの「Ion+ Platinum」シリーズをチョイス。80PLUS PLATINUM認証を取得した高品位モデルである一方で、驚きの超柔軟モジュラーケーブル「UltraFlexケーブル」を備えた製品だ。容量はシリーズ最大の860Wモデル「Ion+ Platinum 860W」が組み込まれている。
一次側・二次側ともにすべて日本メーカー製の105℃コンデンサを搭載した、高品質コンポーネントで構成された電源ユニット。+12Vは最大71.6Aのシングルレーン設計で、冷却機構には140mm径のFDBファン「Dynamic GP-14」を採用する。
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80PLUS PLATINUM認証を取得した、フルモジュラー電源ユニットのFractal Design「Ion+ Platinum 860W」を採用 |
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電源ユニットはトップマウントで、内部領域とはシュラウドで仕切られている |
なお、「arkhive GC-I9G38R」はウルトラハイエンド構成が前提のため、電源ユニットのカスタマイズ項目はすべて850Wモデル以上。複数メーカーの高級モデルや主力モデルをラインナップ、最大1300Wの大容量モデルや80PLUS TITANIUM認証モデルも選択できる。
画像セッションの最後は、右サイドパネルに隠された裏配線スペースの処理をチェックしていこう。Fractal Design「Torrent」はケーブルマネジメント機構がよく考えられており、主要部に配置されたグロメット付きスルーホールとケーブルガイドにより、効率的にケーブルを取り回すことができる。
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ケース側の優れた機構とベテランスタッフによる組み込みにより、裏配線スペースのケーブル処理はかなり整っている |
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スルーホールを要所に備え、面ファスナーにより無駄なく束ねられたケーブルが取り回されている |
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Fractal製品の中でも屈指の手厚いケーブルマネジメント機構。ケーブルフックも多数備えている |
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複数の4pin PWMファンを一括制御することが可能なハブ機構「Connect Nexus 9P Slim Fan Hub」も搭載されている |