エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1101
2022.02.02 更新
文:撮影・藤田 忠
続いては「G-GEAR GA7J-H214/ZB」のサイドパネルを外して、その内部構造と搭載パーツを確認していこう。なお、搭載されているパーツのメーカーは購入するタイミングで変わることもある点は覚えておいてほしい。
第12世代Intel Coreプロセッサを採用する「G-GEAR GA7J-H214/ZB」の内部をチェックしていこう |
各種電源ケーブルは、3.5インチシャドウベイ側面にまとめて固定されていた。ストレージなどの増設時には、ケーブルタイを切る必要がある |
サイドパネルのエアホールからも覗けるCPUクーラーには、Cooler Masterの120mmファン採用サイドフロー型CPUクーラー「Hyper 212 EVO V2」を搭載。アルミニウムフィンを備える本体サイズは高さ155×幅120×奥行き80mmと大型ではないが、CPUヒートスプレッダと直接接触する4本のヒートパイプを備え、Core i7を効率良く冷却する。
120mmファンを備えるCoolerMaster「Hyper 212 EVO V2」を搭載する | ファンは120mm径で、650~1800rpm(±10%)で回転する |
「G-GEAR GA7J-H214/ZB」のグラフィックスカードは、フルHD解像度でのゲーミングをターゲットにしたLHR(Lite Hash Rate)版のGeForce RTX 3060 GDDR6 12GBを搭載している。今回の評価機に組み込まれていたのは、デュアルファン仕様のVGAクーラーを採用したGAINWARDの「GeForce RTX 3060 Ghost」だ。GPUコアの動作クロックはブーストクロック1,777MHzで、メモリクロックは7,500MHzの15Gbpsになる。GPU温度が60度アンダーの際にファンを停止する「ゼロRPM」に対応する。
標準構成のグラフィックスカードはGeForce RTX 3060 LHR GDDR6 12GBが搭載されている |
2スロット仕様のGPUクーラーには、スリットが設けられた2基のファンを装備 | 裏面にはバックプレートが備わっており、冷却を補助するとともに、グラフィックスカードを補強している |
バックプレート側にはハニカム形状のエアホールが設けられており、ヒートシンクを通った温まった空気が抜けるようになっている | 出力インターフェースはDisplayPort×3、HDMI×1の4系統を備えている |
汎用性の高いミドルタワーケースを採用している「G-GEAR」シリーズは、カスタマイズの選択肢が豊富なのもポイント。「G-GEAR GA7J-H214/ZB」は標準構成のGeForce RTX 3060から、GeForce RTX 3060 Ti/3070 Ti/3080 Ti/3090などといったハイエンドGPUへのアップグレードはもちろん、GeForce GTX 1650やRadeon RX 6600 XTといった下位GPUへのダウングレードも可能になっている。