エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1101
2022.02.02 更新
文:撮影・藤田 忠
パフォーマンスチェックの手始めは、CGレンダリングを行いCPUの処理能力を測るベンチマークの「CINEBENCH」を実行していこう。「CINEBENCH R15」と「CINEBENCH R20」「CINEBENCH R23」それぞれのスコアは以下の通りだ。
「G-GEAR GA7J-H214/ZB」は空冷のCPUクーラーを採用しているが、フルロード時における「CINEBENCH」の結果はいずれも優秀なスコアを記録している。CPUの冷却性能がパフォーマンスに影響するため、室温といった使用環境で多少性能は変化すると思われるが、Core i7-12700KFのパフォーマンスを、しっかりと引き出していると言えるだろう。
続いては「G-GEAR GA7J-H214/ZB」のゲーミングパフォーマンスを「3DMark」を使って確認していこう。まずはDirectX 12ベースの「Time Spy」を実行していこう。テストはWQHD解像度「Time Spy」、4K解像度「Time Spy Extreme」を選択している。
GeForce RTX 3060グラフィックスカードは、フルHD解像度をターゲットにしているだけに、テスト解像度がWQHDからになる「Time Spy」のスコアは、8,000台に留まり、ベンチマーク中のフレームレートも60fpsを切る48~56fps前後になっていた。4K解像度の「Time Spy Extreme」もスコアは4,000台で、フレームレートはさすがに20fps台とゲームプレイは厳しい結果だ。
引き続き「3DMark」を利用して、Direct X11をベースにした「Fire Strike」を実行する。テストプリセットには「Fire Strike」「Fire Strike Extreme」「Fire Strike Ultra」の3種類すべてを選択している。
フルHD解像度でテストされる「Fire Strike」では、20,000ポイントを記録しており、Graphics Test1/2のフレームレートは60fpsを大きく超えるGraphics Test1 104.85fps、Graphics Test2 85.53fpsを記録した。144Hzなどの高リフレッシュレート駆動に対応したゲーミング液晶ディスプレイと組み合わせることが十分可能なパフォーマンスを発揮している。
WQHDと4K解像度は「Time Spy」と同じ傾向にあり、WQHDの「Fire Strike Extreme」は総合9,931ポイント、Graphics Score10,002ポイントで、ベンチマーク中のフレームレートはGraphics Test 1で51.75fps、より高負荷なTest 2では37.5fpsになった。4K解像度の「Fire Strike Extreme」ではさらにダウンし、ベンチマーク中のフレームレートは17.94fpsを記録していた。やはり、ヘビー級のゲームタイトルをプレイするなら、フルHD解像度までになるだろう。