エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1101
2022.02.02 更新
文:撮影・藤田 忠
「3DMark Time Spy Extreme Stress Test」実行時のグラフィックスカードの温度とファンの回転数もチェックしておこう。
評価機に採用されていたGeForce RTX 3060のGAINWARD「GeForce RTX 3060 Ghost」が搭載するデュアルファンは2,000rpm程度で動作。GPUコアの最大温度となるGPU Hot Spotでも80℃台前半を維持し、GPU温度は70℃程度と高い冷却性能を発揮。長時間のゲームプレイでも静かに安心して楽しめるようになっていると言えるだろう。
最後にベンチマーク中における「G-GEAR GA7J-H214/ZB」の消費電力を確認しよう。OS起動後10分間何もせず放置した状態のアイドル時に、ストレステストの「CINEBENCH R23:Minimum Test Duration:30 minutes」、「3DMark Time Spy Extreme Stress Test」を実行した際の最高値をまとめている。消費電力の計測には、ラトックのWi-Fi接続ワットチェッカー「RS-WFWATTCH1」を利用している。
CPUがフルロードされる「CINEBENCH R23」実行時は、CPUだけで190W程度消費されるだけあって、消費電力は259.6Wに達するが、ゲーミングシーンでは227.4Wと現実的な消費電力に収まっている。標準構成の電源ユニット容量は750Wなので、かなり余裕を残している。
2022年のスタンダードになりそうな第12世代Intel Coreプロセッサを採用したTSUKUMO eX.computerブランドのゲーミングマシン「G-GEAR GA7J-H214/ZB」を触ってきたが、そのゲーミングパフォーマンス、静音性、消費電力いずれも優秀な結果となっている。
筐体デザインに目新しさはないが、エアフロー良好なフロントメッシュや、豊富な3.5/2.5インチストレージベイと非常に実用的になっている。価格も含めて、PCゲームを楽しめる初めてのPCとしておすすめできるスペック&パフォーマンスを備えた一台だ。
協力:株式会社ヤマダデンキ(ツクモ)